概要
マップまたはベースマップからタイルを生成し、そのタイルをパッケージ化して 1 つの *.tpk 圧縮ファイルを作成します。
使用法
このツールを実行するには、入力マップに説明とタグを追加する必要があります。説明とタグを追加するには、[コンテンツ] ウィンドウでマップ名を右クリックして [プロパティ] を選択し、[説明] タブで説明とタグを入力します。
[タイル形式] パラメーターに PNG を選択すると、ツールは指定された [表示レベル] に基づき、正しい形式 (PNG8、PNG24、PNG32) を自動的に選択します。
このツールは、並列処理ファクター環境を優先します。この環境が設定されていない場合 (デフォルト) や 100 に設定されている場合、フル並列処理が有効になり、ツールはコンピューター上のすべての論理コアに作業を分配しようとします。この環境を 0 に設定すると、並列処理は無効になります。ファクターを 1 ~ 99 に指定すると、ツールは次の数式の小数部を切り上げた整数を適用して、使用する論理コアの割合を決定します。
で利用できるような信頼できるデータ ソースを活用してそのデータを補完します。Parallel Processing Factor / 100 * Logical Cores
この数式の結果が 0 または 1 の場合、並列処理は有効化されません。
構文
arcpy.management.CreateMapTilePackage(in_map, service_type, output_file, format_type, level_of_detail, {service_file}, {summary}, {tags}, {extent}, {compression_quality}, {package_type}, {min_level_of_detail})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_map | タイルを生成およびパッケージ化するマップ。 | Map |
service_type | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、ArcGIS Online、Bing maps、Google マップのマップ タイルを生成するかを指定します。
| Boolean |
output_file | 出力マップ タイル パッケージ。 | File |
format_type | 生成するタイルの形式を指定します。
| String |
level_of_detail | パッケージのタイルが生成される最大縮尺。デフォルト値は 1 です。指定できる値は、1 〜 24 です。 この値を大きくすると、より大きな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが向上しますが、必要な格納領域が多くなります。反対に、この値を小さくすると、より小さな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが低下しますが、必要な格納領域が少なくなります。 この値は min_level_of_detail 以上である必要があります。 | Long |
service_file (オプション) | タイル スキーマに使用するマップ サービスまたは XML ファイルの名前。このパラメーターは、service_type パラメーターが EXISTING の場合のみ必要です。 | MapServer; File |
summary (オプション) | 概要情報をパッケージのプロパティに追加します。 | String |
tags (オプション) | タグ情報をパッケージのプロパティに追加します。カンマやセミコロンで区切ることで、複数のタグを追加できます。 | String |
extent (オプション) | フィーチャを選択またはクリップするために使用される範囲を指定します。
| Extent |
compression_quality (オプション) | JPEG 圧縮品質を得るための値。値の範囲は 1 ~ 100 です。 JPEG タイル フォーマットのデフォルト値は 75 で、他のフォーマットのデフォルト値は 0 (ゼロ) です。 圧縮は JPEG 形式と MIXED 形式のみでサポートされます。高い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは大きくなり、画像の品質は向上します。低い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは小さくなり、画像の品質は低下します。 | Long |
package_type (オプション) | 作成するタイル パッケージのタイプを指定します。
| String |
min_level_of_detail (オプション) | パッケージのタイルを生成する最小縮尺。デフォルト値は 1 です。指定できる値は、1 〜 24 です。 この値を大きくすると、より大きな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが向上しますが、必要な格納領域が多くなります。反対に、この値を小さくすると、より小さな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが低下しますが、必要な格納領域が少なくなります。 この値は level_of_detail 以下である必要があります。 | Long |
コードのサンプル
次の Python スクリプトで、CreateMapTilePackage ツールを Python ウィンドウから使用する方法を示します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/TilePackageExample"
arcpy.CreateMapTilePackage_management("World Soils", "ONLINE", "Example.tpk", "PNG8", "10")
プロジェクト内のすべてのマップ用のマップ タイル パッケージを検索、作成します。
# Name: CreateMapTilePackage.py
# Description: Find all the maps in the project and
# create a map tile package for each map
# import system modules
import os
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
arcpy.env.workspace = "C:/Tilepackages"
# Loop through the project, find all the maps, and
# create a map tile package for each map,
# using the same name as the map
p = arcpy.mp.ArcGISProject("c:\\temp\\myproject.aprx")
for m in p.listMaps():
print("Packaging " + m.name)
arcpy.CreateMapTilePackage_management(m, "ONLINE", "{}.tpk".format(m.name),
"PNG8", "10")
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい