同一値を持つレコードの削除 (Delete Identical) (データ管理)

概要

フィールドの一覧内で同一値を持つ、フィーチャクラスまたはテーブルのレコードを削除します。ジオメトリ フィールドが選択されている場合は、フィーチャ ジオメトリが照合されます。

どのレコードが同一値を持つと見なされるかを報告するだけで、そのレコードを削除しない場合は、[同一値を持つレコードの検出 (Find Identical)] ツールを使用できます。

使用法

注意:

このツールを実行すると、入力データが変更されます。詳細と不要なデータの変更を回避するための方法については、「入力データを変更または更新するツール」をご参照ください。

• このツールは、入力フィールドの値に基づいて同一値を持つレコードを検出して、同一値を持つレコードの各セットから 1 つを除いてすべてのレコードを削除します。入力データセット内の複数のフィールドにある値を照合することができます。複数のフィールドが指定された場合、レコードは、最初のフィールド内の値によって照合された後、2 番目のフィールドの値によって照合されるという具合に、順次照合されます。

• フィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーを入力に指定して、[フィールド] パラメーターでフィールド [Shape] を選択すると、同一値を持つフィーチャを位置によって検索するためにフィーチャ ジオメトリが照合されます。[XY 許容値] と [Z 許容値] パラメーターは、入力フィールドの 1 つとして Shape が選択されている場合のみ有効になります。

構文

arcpy.management.DeleteIdentical(in_dataset, fields, {xy_tolerance}, {z_tolerance})

パラメーター	説明	データ タイプ
in_dataset	同一値を持つレコードを削除するテーブルまたはフィーチャクラス。	Table View
fields [fields,...]	同一値を持つレコードを検出するために値が照合されるフィールド。	Field
xy_tolerance (オプション)	別のフィーチャ内に同一値の頂点が存在するかどうかを評価するときに各頂点に適用される XY 許容値。	Linear Unit
z_tolerance (オプション)	別のフィーチャ内に同一値の頂点が存在するかどうかを評価するときに各頂点に適用される Z 許容値。	Double

派生した出力

名前	説明	データ タイプ
out_dataset	更新された入力データセット。	テーブル ビュー

コードのサンプル

DeleteIdentical (同一値を持つレコードの削除) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで DeleteIdentical 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.DeleteIdentical_management("C:/data/fireincidents.shp", ["ZONE", "INTENSITY"])

DeleteIdentical (同一値を持つレコードの削除) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、DeleteIdentical (同一値を持つレコードの削除) 関数を使用して、テーブルまたはフィーチャクラスの重複するレコードを識別する方法を示しています。

# Name: DeleteIdentical_Example2.py
# Description: Delete identical features in a dataset based on Shape (geometry) and a TEXT field.
# Import system modules
import arcpy
arcpy.env.overwriteOutput = True
# Set workspace environment
arcpy.env.workspace = "C:/data/sbfire.gdb"
# Set input feature class
in_dataset = "fireincidents"
# Set the field upon which the identicals are found
fields = ["Shape", "INTENSITY"]
# Set the XY tolerance within which to identical records to be deleted
xy_tol = "0.02 Miles"
# Set the Z tolerance to default
z_tol = ""
# Execute Delete Identical 
arcpy.DeleteIdentical_management(in_dataset, fields, xy_tol, z_tol)

環境

現在のワークスペース, 空間インデックスの保持, 範囲, XY 許容値, Z 許容値

ライセンス情報

• Basic: いいえ
• Standard: いいえ
• Advanced: はい