レプリカ トラッキングの有効化 (Enable Replica Tracking) (データ管理)

概要

データに対するレプリカの追跡を有効化し、オフライン マップを操作できるようにします。レプリカの追跡は、ダウンロードされた各マップのバージョンを作成するオプションで同期機能が構成されたサービスに適用されます。

[レプリカ トラッキングの無効化 (Disable Replica Tracking)] ツールを使用して、データに対するレプリカの追跡を無効化できます。

オフライン用のデータ準備の詳細

使用法

  • 入力データセットは、エンタープライズ ジオデータベースから取得し、次のいずれかの登録タイプを使用する必要があります。

    • ブランチ バージョニング
    • バージョン非対応の履歴管理

  • このツールは、データの所有者によって実行される必要があります。

  • レプリカの追跡が有効化されているフィーチャ データセットに新しいフィーチャクラスを追加する場合、フィーチャ データセットでこのツールを実行して、新しいフィーチャクラスでレプリカの追跡を有効化することができます。

  • ArcGIS Pro 2.7 では、レプリカの追跡を有効化する場合、次のユーティリティ ネットワーク システム テーブルが含まれます。

    • UN_<ID>_ASSOCIATIONS
    • UN_<ID>_RULES
    • UN_<ID>_SUBNETWORKS

  • メモ:

    レプリカの追跡が有効化されると、次の最小クライアント バージョンがデータセットにアクセスできます。

    • ブランチ バージョン対応データセットの場合 ArcGIS Pro 2.6
    • バージョン非対応履歴管理データセットの場合 ArcGIS Pro 2.7
    このため、ArcGIS Desktop または以前の ArcGIS Pro バージョンでデータを開くことができなくなります。

構文

arcpy.management.EnableReplicaTracking(in_dataset)
パラメーター説明データ タイプ
in_dataset

レプリカの追跡を有効化するエンタープライズ ジオデータベース テーブル、フィーチャクラス、フィーチャ データセット、属性リレーションシップ クラス、または多対多のリレーションシップ クラス。

Table; Feature Class; Feature Dataset

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_dataset

レプリカの追跡が有効化されている、更新された入力データセット。

テーブル、フィーチャクラス、フィーチャ データセット

コードのサンプル

EnableReplicaTracking (レプリカ トラッキングの有効化) の例 (Python ウィンドウ)

フィーチャクラスに対するレプリカの追跡を有効化します。

import arcpy
arcpy.EnableReplicaTracking_management("C:\\MyProject\\mySdeConn.sde\\database.user1.stores")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

関連トピック