ルールの評価 (Evaluate Rules) (データ管理)

概要

サービスで管理されているジオデータベースのルールと機能を評価します。

ルールの評価の詳細

使用法

  • 入力ワークスペースがファイル ジオデータベースである場合、ワークスペース全体が評価されます。

  • 入力ワークスペースがフィーチャ サービス ワークスペースである場合、[整合チェック] 機能を有効にする必要があります。

  • このツールは、デフォルト バージョンの属性ルールを評価します。

構文

arcpy.management.EvaluateRules(in_workspace, evaluation_types, {extent}, {run_async})
パラメーター説明データ タイプ
in_workspace

ファイル ジオデータベースまたはフィーチャ サービスの URL。フィーチャ サービスの URL の例は、次のとおりです。https://myserver/server/rest/services/myservicename/FeatureServer

Workspace
evaluation_types
[evaluation_types,...]

使用される評価のタイプを指定します。

  • CALCULATION_RULESバッチ計算属性ルールを評価します。
  • VALIDATION_RULES整合チェック属性ルールを評価します。
String
extent
(オプション)

評価する範囲。マップでフィーチャが選択されている場合、指定した範囲内で選択されているフィーチャのみが評価されます。

  • MAXOF - すべての入力の最大範囲が使用されます。
  • MINOF - すべての入力に共通する最小領域が使用されます。
  • DISPLAY - 範囲は、表示範囲と同じになります。
  • [レイヤー名] - 指定したレイヤーの範囲が使用されます。
  • Extent オブジェクト - 指定したオブジェクトの範囲が使用されます。
  • [座標のスペース区切りの文字列] - 指定した文字列の範囲が使用されます。座標は、x-min、y-min、x-max、y-max の順序で表されます。
Extent
run_async
(オプション)

評価を同期的に実行するか非同期に実行するかを指定します。このパラメーターは、入力ワークスペースがフィーチャ サービスである場合にのみサポートされます。

  • ASYNC評価を非同期に実行します。このオプションは、長いタイムアウト時間で評価を実行するサーバー リソース向けです。非同期実行は、計算または整合チェックを必要とする多数のフィーチャで構成された大規模なデータセットを評価する場合にお勧めします。これがデフォルトです。
  • SYNC評価を同期的に実行します。このオプションは、タイムアウト時間が短いため、計算または整合チェックを必要とする少数のフィーチャで構成された範囲を評価する場合に最適です。
レガシー:

以前のリリースでは、このパラメーターの名前は async でした。ArcGIS Pro 2.4 で、このパラメーターの名前が、予約済みの Python のキーワード async と競合しないように、run_async に変更されました。

Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_workspace

評価された後で更新されたフィーチャ サービス ワークスペース。

ワークスペース

コードのサンプル

EvaluateRules (ルールの評価) の例 (スタンドアロン スクリプト)

[EvaluateRules] ツールを使用して、整合チェック ルールの評価を非同期に実行します。

# import arcpy
import arcpy
# assign local variables
in_workspace = "https://myserver/server/rest/services/myservicename/FeatureServer"
extent = "-113.187897827702 38.0958054854392 -113.142166008849 38.1404599940719"
# run the evaluation
arcpy.EvaluateRules_management(in_workspace, "VALIDATION_RULES", extent, "ASYNC")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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