概要
ジオデータベース トポロジからターゲット ジオデータベースにエラーと例外をエクスポートします。エラーと例外に関連するすべての情報 (エラーまたは例外で参照されているフィーチャなど) がエクスポートされます。エラーと例外がエクスポートされると、ArcGIS のいずれのライセンス レベルでもフィーチャクラスにアクセスできるようになります。フィーチャクラスを [空間検索 (Select Layer By Location)] ツールで使用することができ、トポロジにアクセスできない他のユーザーと共有できます。
使用法
デフォルトの出力場所は、指定したトポロジの場所です。
ツールの出力は、トポロジ エラーのサポートされるジオメトリ タイプに対応して、ポイント、ライン、およびポリゴンの 3 つのフィーチャクラスで構成されます。各フィーチャクラスの名前は、PointsErrors、LineErrors、または PolygonErrors のいずれかが付加されたユーザー定義のベース名を組み合わせて作成されます。
3 つの出力フィーチャクラスのデフォルトの [ベース名] パラメーター値は、指定したトポロジの名前です。
各ジオメトリ タイプのトポロジ エラーが存在しない場合でも、3 つの出力フィーチャクラスは常に作成されます。フィーチャクラスが空かどうかを確認するには、[行のカウント (Get Count)] ツールを使用します。
出力フィーチャクラスのフィールド コレクションは固定され、エクスポートの後でのみ変更できます。標準的なジオデータベース フィーチャクラス フィールド (ObjectID フィールド、Shape フィールド、オプションのシェープの長さと面積のフィールド) に加え、次のフィールドを使用して各トポロジ エラーに関する情報を格納します。
フィールド名 タイプ 説明 OriginObjectClassName
String
元のクラス名
OriginObjectID
Integer
元のフィーチャの Object ID
DestinationObjectClassName
String
エクスポート先のクラス名
DestinationObjectID
Integer
エクスポート先のフィーチャの Object ID
RuleType
String
esriTopologyRuleType 列挙から取得された、違反しているルールの説明
RuleDescription
String
違反しているルールについてのわかりやすい説明 この説明は、トポロジ エラー インスペクターでの説明と同じです。
IsException
Integer
このエラーが例外であるかどうかを示します。値が 1 の場合、エラーは例外です。
ArcGIS Pro 2.6 以降、サービスが ArcGIS Enterprise 10.8.1 以降で公開されている場合は、入力トポロジ レイヤーをトポロジ サービスから取得することができます。レイヤーが [コンテンツ] ウィンドウに追加されている場合は、レイヤーを [入力トポロジ] パラメーターにドラッグするか、トポロジ レイヤー フィーチャ サービスの URL (例: https://myserver.mydomain.com/server/rest/services/myTopoService/FeatureServer/0) を入力できます。
構文
arcpy.management.ExportTopologyErrors(in_topology, out_path, out_basename)
| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_topology | エラーのエクスポート元となるトポロジ。 | Topology Layer |
out_path | フィーチャクラスを作成する出力ワークスペース。 | Feature Dataset; Workspace |
out_basename | 各出力フィーチャクラス名の前に付加する名前。これにより、同じワークスペースに対して複数のエクスポートを実行する場合に、一意の出力名を指定することができます。デフォルトはトポロジ名です。 | String |
派生した出力
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_feature_class_points | ポイントのトポロジ エラー。 | フィーチャクラス |
| out_feature_class_lines | ポリラインのトポロジ エラー。 | フィーチャクラス |
| out_feature_class_polygons | ポリゴンのトポロジ エラー。 | フィーチャクラス |
コードのサンプル
次のスタンドアロン スクリプトで、ExportTopologyErrors 関数を使用する方法を示します。
# Set the necessary product code
import arceditor
# Import arcpy module
import arcpy
# Local variables:
co_topo_FD_Topology = "C:/Testing/topology.gdb/my_topo_FD/my_topo_FD_Topology"
# Process: Export Topology Errors
arcpy.ExportTopologyErrors_management(co_topo_FD_Topology,
"C:/Testing/topology.gdb/my_topo_FD",
"my_topo_FD_Topology")環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい