ピボット テーブル (Pivot Table) (データ管理)

Advanced のライセンスで利用可能。

概要

レコードの重複を削除し、1 対多のリレーションシップを単純化して、入力テーブルからテーブルを作成します。

[ピボット テーブル (Pivot Table)] の図

使用法

  • このツールは通常、重複レコードを削減し、1 対多のリレーションシップを単純化します。

  • [ピボット フィールド] がテキスト フィールドである場合、その値は、数字 (たとえば、2a) ではなく、文字 (たとえば、a2) で始まります。最初のレコードの値が数字で始まる場合、すべての出力値は 0 になります。

  • [ピボット フィールド] が数値タイプの場合、その値は出力テーブル内の元のフィールド名に追加されます。

  • ModelBuilder 内でのみ使用できる [入力フィールド] パラメーターの [フィールドの追加] ボタンは、処理前のプロセスのため [入力フィールド] リストにまだ至らない必要フィールドにアクセスおよびロードするのに使用できるので、[ピボット テーブル (Pivot Table)] ダイアログ ボックスを完了して、モデルの構築を続行できます。

  • 出力テーブルのフィールドの数は、選択する入力フィールドの数に、[ピボット フィールド] の一意の値ごとに 1 つのフィールドを加えた数により決まります。出力テーブルのレコードの数は、選択した入力フィールドとピボット フィールドの間で一意な値の組み合わせによって決まります。

  • 選択した [ピボット フィールド] に NULL 値が含まれている場合、ツールは失敗します。

構文

arcpy.management.PivotTable(in_table, fields, pivot_field, value_field, out_table)
パラメーター説明データ タイプ
in_table

レコードがピボットされるテーブル。

Table View
fields
[fields,...]

出力テーブルに加えられるレコードを定義するフィールド。

Field
pivot_field

出力テーブル内のフィールド名を生成するために使用されるレコード値を持つフィールド。

Field
value_field

出力テーブル内のピボット フィールドを入力する値を持つフィールド。

Field
out_table

作成されるテーブル。

Table

コードのサンプル

PivotTable (ピボット テーブル) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトで、PivotTable (ピボット テーブル) 関数をイミディエイト モードで使用する方法を示します。

import arcpy from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.PivotTable_management("attributes.dbf", "OwnerID", "AttrTagNam", "AttrValueS", "C:/output/attribPivoted.dbf")
PivotTable (ピボット テーブル) の例 2 (スタンドアロン Python スクリプト)

次の Python スクリプトで、PivotTable (ピボット テーブル) 関数をスタンドアロン スクリプトで使用する方法を示します。

# Name: PivotTable_Example2.py
# Description: Pivot the attributes table by the specified fields
# Author: ESRI
# Import system modules import arcpy from arcpy import env
# Set workspace env.workspace = "C:/data"
# Set local variables in_table = "attributes.dbf"
fields = "OwnerID"
pivot_field = "AttrTagNam"
value_field = "AttrValueS"
out_table = "C:/output/attribPivot.dbf"
# Execute PivotTable arcpy.PivotTable_management(in_table, fields, pivot_field, value_field, out_table)

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: いいえ
  • Advanced: はい

関連トピック