レビューアー セッションの作成 (Create Reviewer Session) (Data Reviewer)

概要

指定されたワークスペースにレビューアー セッションを作成します。

使用法

  • 入力ワークスペースは、レビューアー ワークスペースである必要があります。レビューアー ワークスペースを作成するには、[Data Reviewer の有効化 (Enable Data Reviewer)] ツールを使用します。

  • 入力ワークスペースには、最新バージョンのレビューアー スキーマが含まれている必要があります。含まれていない場合は、[Data Reviewer の有効化 (Enable Data Reviewer)] ツールを使用してワークスペースをアップグレードします。

  • [セッション テンプレート] パラメーターを使用して、既存のレビューアー セッションから、このツールで作成された新しいセッションにプロパティをコピーできます。次のプロパティがあります。

    • チェックが失敗した場合にバッチ処理を続行する
    • デフォルト チェックがエラーを返した場合にバッチ処理を続行する
    • レビューアー テーブル プロパティ
    • デフォルト チェック

    [セッション テンプレート] を使用する場合、これらのパラメーターは無効になります。

    • 重複のチェック
    • ジオメトリを格納しない
    • セッション ユーザー名
    • セッション バージョン

    新しいセッションのプロパティを指定する場合は、セッション テンプレートを選択しないでください。

  • [重複のチェック] パラメーターは、セッション内で重複する整合チェック結果の処理方法を指定します。重複エラーとは、OBJECTID または IDENTIFIERREVIEWERCODEORIGINTABLEPARAMETER の各フィールドで値が一致しているエラーを指します。

構文

arcpy.Reviewer.CreateReviewerSession(reviewer_workspace, session_name, {session_template}, {duplicate_checking}, {store_geometry}, {username}, {version})
パラメーター説明データ タイプ
reviewer_workspace

新しいレビューアー セッションが作成されるワークスペース。

Workspace
session_name

レビューアー ワークスペースに作成されるセッションの名前。

String
session_template
(オプション)

新しいセッションにコピーされるプロパティを持っている既存のレビューアー セッション。

String
duplicate_checking
(オプション)

セッション内で重複する整合チェック結果の処理方法を指定します。

  • NONE重複する整合チェック結果を検索しません。これにより、整合チェック結果をデータベースに書き込むときのパフォーマンスが向上します。これがデフォルトです。
  • SESSIONセッション内で、重複する整合チェック結果を検索します。
  • DATABASEデータベース全体で、重複する整合チェック結果を検索します。
String
store_geometry
(オプション)

結果に関連するジオメトリを含めるかどうかを指定します。

  • STORE_GEOMETRY結果には、ジオメトリと属性の両方の情報が含まれます。これがデフォルトです。
  • DO_NOT_STORE_GEOMETRY結果には、属性情報のみが含まれます。これにより、整合チェック結果をジオデータベースに書き込むときのパフォーマンスが向上する可能性があります。
Boolean
username
(オプション)

レビューアー セッションの作成者のユーザー名。デフォルトは、現在ログインしている Windows ユーザーです。

String
version
(オプション)

セッションが関連付けられるエンタープライズ ジオデータベースのバージョン。このパラメーターは、エンタープライズ ジオデータベースに格納されているレビューアー ワークスペースを選択している場合のみ有効になります。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
session

ツールの実行後に作成されるレビューアー セッションの名前。

String

コードのサンプル

CreateReviewerSession (レビューアー セッションの作成) の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

このスタンドアロン Python スクリプトは、エンタープライズ ジオデータベースに格納されたレビューアー ワークスペースにセッションを作成します。このセッションは、「QC Pass 1」と呼ばれます。

# Name: CreateReviewerSession.py
# Description: Creates a reviewer session in a geodatabase
# Author: Esri
# Date: December 2011

# Import arcpy module
import arcpy

# check out a data reviewer extension license
arcpy.CheckOutExtension("datareviewer")

# path to a workspace
reviewer_gdb = "C:/SampleData/Reviewer.sde"

# Execute the Create Reviewer Session tool
arcpy.CreateReviewerSession_Reviewer(reviewer_gdb, "QC Pass 1")

# check in the data reviewer extension
arcpy.CheckInExtension("datareviewer")
CreateReviewerSession (レビューアー セッションの作成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

このスタンドアロン Python スクリプトは、エンタープライズ ジオデータベースに格納されたレビューアー ワークスペースにセッションを作成します。重複チェックとジオメトリの格納パラメーターが設定されます。

# Name: CreateReviewerSession.py
# Description: Creates a reviewer session in a geodatabase
# Author: Esri
# Date: May 2015

# Import arcpy module
import arcpy

# check out a data reviewer extension license
arcpy.CheckOutExtension("datareviewer")

# path to a workspace
reviewer_gdb = "C:/SampleData/Reviewer.sde"

# Execute the Create Reviewer Session tool. Do not specify a template session and set the duplicate checking and store geometry parameters.
# Session User Name parameter is not supplied so it will be set to the logged in user name.
# Session Version parameter is not supplied so it will be set to the Default version.

arcpy.CreateReviewerSession_Reviewer(reviewer_gdb, 'Test Session', '', 'DATABASE', 'DO_NOT_STORE_GEOMETRY')

# check in the data reviewer extension
arcpy.CheckInExtension("datareviewer")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Data Reviewer
  • Standard: 次のものが必要 Data Reviewer
  • Advanced: 次のものが必要 Data Reviewer

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