リサンプリング方法 (環境設定)

リサンプルの環境を反映するツールは、ラスター データセットの変換中にピクセル値を内挿します。入力と出力が正確に対応していない場合、ピクセル サイズが変わる場合、データがシフトされる場合などにこの方法を使用します。

使用上の注意

  • 新しい値が作成されないので、カテゴリ分けされたデータでは最近隣内挿法を使用してください。
  • 共一次内挿法および三次たたみ込み内挿法はカテゴリ分けされたデータには適していません。ただし、連続データでは適切な出力が得られます。

ダイアログの構文

  • リサンプリング方法 - 出力の作成時に使用するリサンプリング方法を選択します。
    • 最近隣内挿法 - 最近隣内挿法を実行します。最も高速の内挿法です。この方法はセルの値を変更しないため、主に土地利用区分などの不連続データに使用されます。最大の空間誤差は、セル サイズの 1/2 になります。
    • 共一次内挿法 - 共一次内挿法を実行し、4 つの最近隣入力セルの中心の重み付けされた距離に基づいてセルの新しい値を決定します。このオプションは連続データに有効で、ある程度データをスムージングします。
    • 三次たたみ込み内挿法 - 三次たたみ込み内挿法を実行し、16 の最近隣入力セルの中心を通る滑らかなカーブの適合に基づいて、セルの新しい値を算出します。この方法は、連続データに適していますが、入力ラスターの範囲外の値を含んだ出力ラスターを生成することがあります。このことが容認できない場合は、代わりに [共一次内挿法] を使用してください。三次たたみ込み内挿法の出力は、最近隣内挿法リサンプリング アルゴリズムを実行して得られたラスターに比べて、幾何学的に歪みが少なくなります。[三次たたみ込み内挿法] オプションの欠点は、所要処理時間が相対的に長いことです。

スクリプトの構文

arcpy.env.resamplingMethod = "interpolation_type"

パラメーター説明

interpolation_type (オプション)

以下のリサンプリング方法が使用されます。

  • NEAREST - リサンプリング時に、最も近いセルの値を出力セルに割り当てます。これがデフォルトです。
  • BILINEAR - この手法は、4 つの最近隣入力セルの中心の重み付けされた距離に基づいてセルの新しい値を決定します。
  • CUBIC - この手法は、16 の最近隣入力セルの中心を通る滑らかなカーブの適合に基づいて、セルの新しい値を算出します。

resamplingMethod 構文

スクリプトの例

import arcpy
# Set the resampling method environment to bilinear interpolation
arcpy.env.resamplingMethod = "BILINEAR"

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