Image Analyst ツールボックスの概要

ArcGIS Image Analyst エクステンションは、画像データの解析に使用するツールを提供します。

Image Analyst の機能は、関連機能のカテゴリに分類されています。カテゴリを知ることで、使用するツールの識別に役立ちます。次の表では、Image Analyst ツールセットと、各ツールの機能の説明についてまとめています。

Image Analyst ツールセット

Image Analyst の機能的カテゴリを次に示します。

ツールセット	説明
変化の検出	[変化の検出] ツールセットには、2 つのラスター データセット間の変化を検出するツールが含まれています。
ディープ ラーニング	[ディープ ラーニング] ツールセットには、画像内の特定のフィーチャの検出、またはラスター データセット内のピクセルの分類を行うツールが含まれています。
抽出	抽出ツールセットでは、ピクセルの属性またはピクセルの空間的位置関係のいずれかを指定して、セルのサブセットを抽出できます。
マップ代数演算	マップ代数演算は、代数演算の式を作成することで空間解析を実行する方法です。[ラスター演算] ツールを使用すると、ラスター データセットを出力するマップ代数演算の式を簡単に作成および実行することができます。
算術演算	[算術演算] ツールセットは、ラスターに対して算術演算を実行するツールから構成されています。 ツールは次の 4 つの主なカテゴリに分類されています。 一般 [一般] ツールセットには、ラスターに対して基本的な算術演算を実行するためのツールが入っています。これらのツールは、計算、累乗、指数、対数の各カテゴリに分かれます。さらに、ラスターの値の符号を変更するツールや、値を整数と浮動小数間で変換するツールも含まれます。 条件 [条件演算] ツールセットでは、入力値の条件に基づいて出力値を制御できます。 論理演算 [論理演算] ツールセットには、ラスターに対して論理的評価を実行するためのツールがあり、これらのツールは Bitwise (ビット演算)、Boolean (ブール)、Combinatorial (結合)、Relational (関係)、および Conditional (条件) の各カテゴリに分けられています。 三角関数 [三角関数] ツールセットには三角関数計算のためのツールが入っています。これらのツールは、正則、逆、双曲、逆双曲の各カテゴリに分かれます。
モーション イメージ	[モーション イメージ] ツールセットには、動画を含むモーション画像を管理、処理、解析するためのツールが含まれています。
多次元解析	多次元解析ツールセット内のツールを使用すると、複数の変数や次元にまたがる科学的なデータに対する解析を実行できます。
オーバーレイ	[オーバーレイ] 解析ツールセットを使用すると、複数のラスターに対して重み付けと重ね合わせを行い、要約された 1 つのラスター結果を生成できます。
セグメンテーションと分類	[セグメンテーションと分類] ツールでは、分類されたラスター データセットの作成時に使用するセグメント ラスターを準備することができます。
統計	統計演算ツールでは、ラスター データに対して統計演算を実行します。