ルート イベントの変換 (Transform Route Events) (リニア リファレンス)

概要

イベントのメジャーをある参照ルートから別の参照ルートに変換して新しいイベント テーブルに書き出します。

使用法

  • イベントを変換すれば、1 つの参照ルートのイベントを、別のルート識別子やメジャーを持つ他の参照ルートにも使用できます。

  • 新しいイベント テーブルには、ターゲット ルートに交差するイベントの全体または一部が書き出されます。

  • ソース ルートとターゲット ルートが厳密にオーバーレイしている場合に、最良の結果を得ることができます。

    注意:

    ソース ルートとターゲット ルートの間の相違点を克服するためにクラスター許容値を大きくすると、予期せぬ結果となることがあります。

  • 出力イベント タイプ ([ポイント] または [ライン]) は入力イベント タイプと一致していなければなりません。

  • このツールを使用する前に [テーブル ビューの作成 (Create Table View)] ツールを使用して、処理の対象となるイベントの数を効果的に減らしてください。

  • 出力テーブルは、[ルート イベント レイヤーの作成 (Make Route Event Layer)] ツールを使用してマップに表示できます。

構文

arcpy.lr.TransformRouteEvents(in_table, in_event_properties, in_routes, route_id_field, target_routes, target_route_id_field, out_table, out_event_properties, cluster_tolerance, {in_fields})
パラメーター説明データ タイプ
in_table

入力イベント テーブル。

Table View
in_event_properties

入力イベント テーブルのルート ロケーション フィールドとイベント タイプで構成されるパラメーター。

  • ルート識別フィールド: 各イベントがあるルートを示す値が格納されるフィールド。このフィールドには数値または文字を使用できます。
  • イベント タイプ: 入力イベント テーブルのイベントのタイプ (ポイントまたはライン)。
    • ポイント: ポイント イベントは、ルート沿いの正確な位置で発生します。始点メジャーだけを指定する必要があります。
    • ライン: ライン イベントでは、ルートの一部分を定義します。始点メジャーと終点メジャーの両方のフィールドを指定する必要があります。
  • 始点メジャー値フィールド: メジャー値を格納したフィールド。このフィールドは数値でなければならず、イベント タイプがポイントまたはラインの場合は必須です。イベント タイプがポイントの場合は、このパラメーターのラベルが [メジャー値フィールド] になることに注意してください。
  • 終点メジャー値フィールド: メジャー値を格納したフィールド。このフィールドは数値でなければならず、イベント タイプがラインの場合は必須です。
Route Measure Event Properties
in_routes

入力ルート フィーチャ。

Feature Layer
route_id_field

各入力ルートを一意に識別する値を格納したフィールド。

Field
target_routes

入力イベントの変換先となるルート フィーチャ。

Feature Layer
target_route_id_field

各ターゲット ルートを一意に識別する値を格納したフィールド。

Field
out_table

作成するテーブル。

Table
out_event_properties

出力イベント テーブルに書き出されるルート ロケーション フィールドとイベント タイプで構成されるパラメーター。

  • ルート識別フィールド: 各イベントがあるルートを示す値が格納されるフィールド。
  • イベント タイプ: 出力イベント テーブルに格納されるイベントのタイプ (ポイントまたはライン)。
    • ポイント: ポイント イベントは、ルート沿いの正確な位置で発生します。メジャーを 1 つだけ指定する必要があります。
    • ライン: ライン イベントでは、ルートの一部分を定義します。始点メジャーと終点メジャーの両方のフィールドを指定する必要があります。
  • 始点メジャー値フィールド: メジャー値が格納されるフィールド。イベント タイプがポイントまたはラインの場合は必須です。イベント タイプがポイントの場合は、このパラメーターのラベルが [メジャー値フィールド] になることに注意してください。
  • 終点メジャー値フィールド: メジャー値が格納されるフィールド。イベント タイプがラインの場合は必須です。
Route Measure Event Properties
cluster_tolerance

入力イベントとターゲット ルート間の最大許容距離。

Linear Unit
in_fields
(オプション)

出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力イベントからのすべての属性を格納するかどうかを指定します。

  • FIELDS出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力イベントからのすべての属性を格納します。これがデフォルトです。
  • NO_FIELDS出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力イベントからの ObjectID フィールドだけを格納します。
Boolean

コードのサンプル

TransformRouteEvents (ルート イベントの変換) の例 1 (Python ウィンドウ)
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Data"
arcpy.TransformRouteEvents_lr("pavement.dbf", "route1 LINE begin_mp end_mp", 
                              "hwy.shp", "route1", "hwy_new.shp", "route1", 
                              "trans_out1.dbf", "route1 LINE fmp tmp", "0.1 meters")
TransformRouteEvents (ルート イベントの変換) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次は、スタンドアロン Python スクリプトでファイル ジオデータベース データに TransformRouteEvents (ルート イベントの変換) 関数を使用する方法を示しています。

# Name: TransformRouteEvents_Example2.py
# Description: Transform point events (input table is in a file geodatabase)
# Import system modules
import arcpy
# Set workspace
arcpy.env.workspace = "C:/Data/pitt.gdb"
# Set local variables
in_tbl = "accident"
in_props = "route1 POINT measure"
in_rt = "roads/hwy"               # hwy exists in the roads feature dataset 
in_rid = "route1" 
target_rt = "roads/hwy_new"       # hwy_new exists in the roads feature dataset 
target_rid = "route1" 
out_tbl = "trans_out2"
out_props = "route1 POINT mp"
tol = "0.1 meters"  
# Execute TransformRouteEvents
arcpy.TransformRouteEvents_lr(in_tbl, in_props, in_rt, in_rid, target_rt, 
                              target_rid, out_tbl, out_props, tol)
TransformRouteEvents (ルート イベントの変換) の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

次は、スタンドアロン Python スクリプトでエンタープライズ ジオデータベース データに TransformRouteEvents (ルート イベントの変換) 関数を使用する方法を示しています。

# Name: TransformRouteEvents_Example3.py
# Description: Transform point events (input table is in an enterprise geodatabase)
# Import system modules
import arcpy
# Set workspace
arcpy.env.workspace = "C:/MyProject/myConn.sde"
# Set local variables
in_tbl = arcpy.ValidateTableName("accident", wkspc) 
in_props = "route1 POINT measure"
in_rt = arcpy.ValidateTableName("hwy", wkspc) 
in_rid = "route1" 
target_rt = arcpy.ValidateTableName("hwy_new", wkspc) 
target_rid = "route1" 
out_tbl = "trans_out3"
out_props = "route1 POINT mp"
tol = "0.1 meters"  
# Execute TransformRouteEvents
arcpy.TransformRouteEvents_lr(in_tbl, in_props, in_rt, in_rid, target_rt, 
                              target_rid, out_tbl, out_props, tol)

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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