選択セットの存在 (If Selection Exists) (ModelBuilder)

概要

入力データに選択があり、いくつかのレコードが選択されているかどうかを評価します。

ModelBuilder での選択セットの存在の詳細

使用法

  • このツールは、SQL 文や Where 句の選択や評価は行いません。選択セットが指定された値に一致するかどうかのみ確認します。ModelBuilder で選択を行うには、[属性検索 (Select Layer By Attribute)] ツールを使用してください。入力データセットに SQL 文や Where 句と一致するレコードがあるかどうかを評価するには、[フィールド値 (If Field Value Is)] 論理ツールを使用してください。

  • このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。

  • このツールには、[True][False] の 2 つのブール出力があります。評価される条件に基づき、ツールの実行後に、これら 2 つのブール出力のいずれかが true となり、他方の出力は false になります。いずれかの前提条件が true である場合、これらのブール出力は実行される下流ツールの前提条件として設定する必要があります。

構文

arcpy.mb.SelectionExistsIfThenElse(in_layer_or_view, {selection_condition}, {count}, {count_min}, {count_max})
パラメーター説明データ タイプ
in_layer_or_view

評価される入力レイヤーまたはテーブル ビュー

Table View; Raster Layer; Mosaic Layer
selection_condition
(オプション)

SQL 文と一致するレコードのフィールド値に使用される選択条件を指定します。

  • EXISTSSQL 文と一致するレコードにフィールド値が存在するかどうかを確認します。これがデフォルトです。
  • NO_SELECTIONSQL 文と一致するレコードがどれも選択されていないかどうかを確認します。
  • ALL_SELECTEDSQL 文と一致するレコードがすべて選択されているかどうかを確認します。
  • IS_EQUAL_TOSQL 文と一致するレコードのフィールド値が、個数値と一致するかどうかを確認します。
  • IS_BETWEENSQL 文と一致するレコードのフィールド値が、最小個数値と最大個数値の間にあるかどうかを確認します。
  • IS_LESS_THANSQL 文と一致するレコードのフィールド値が、個数値と一致するかどうかを確認します。
  • IS_GREATER_THANSQL 文と一致するレコードのフィールド値が、個数値より多いかどうかを確認します。
  • IS_NOT_EQUAL_TOSQL 文と一致するレコードのフィールド値が、個数値と一致しないかどうかを確認します。

String
count
(オプション)

整数の個数

Long
count_min
(オプション)

整数の最小個数

Long
count_max
(オプション)

整数の最大個数

Long

派生した出力

名前説明データ タイプ
true

指定の条件が True であった場合、このパラメーターは True に設定されます。

Boolean
false

指定の条件が False であった場合、このパラメーターは True に設定されます。

Boolean

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい