使用法
このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。
選択には、複数のグループ化フィールドを使用できます。複数のグループ化フィールドを選択した場合、反復処理の回数は、グループ化フィールドの一意の組み合わせの数によって決まります。各反復処理では、指定したグループ化フィールドの組み合わせに一致するレコード数によって、選択される出力フィーチャ レイヤーが決まります。複数のグループ化フィールドを選択した場合は、値が出力インライン変数名で <フィールド値 1>_<フィールド値 2> のように連結されます。次の例では、CALL_TYPE と Crime_Peri(発生時間帯) の 2 つのグループ フィールドが使用されています。出力の [値] は「破壊活動_午前」のようになります。
グループ化フィールドを選択しない場合、出力値は ObjectID フィールドでグループ化され、1 つの選択ごとに 1 つのレコードが使用されます。
ツールの出力は、[選択行] と、選択されたフィーチャの Object ID フィールドに含まれるグループの [値] の 2 つです。[値] は、他のツールでインライン変数(%値%) として使用できます。
反復子をモデルに追加すると、モデル内のすべてのツールが反復子の各値に対して反復処理されます。各反復値に対してモデル内の各ツールを実行したくない場合は、反復子だけを含むサブモデル (モデル内のモデル、またはネストされたモデル)を作成し、メイン モデルにモデル ツールとして追加します。
構文
arcpy.mb.IterateRowSelection(in_table, {fields}, {skip_nulls})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_table | 反復処理するレコードを含むテーブル。 | Table View |
fields [fields,...] (オプション) | 選択するフィーチャをグループ化するための入力フィールド。任意の数の入力フィールドを定義できます。フィールドの一意の組み合わせに基づいて、選択が行われます。フィールドを指定しない場合は、Object ID を使用してフィーチャが反復処理されます。 | Value Table |
skip_nulls (オプション) | グループ フィールドが NULL 値であった場合に、選択中にフィールドをスキップするかどうかを指定します。
| Boolean |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
selection | ModelBuilder でテーブル ビューを処理できる他のジオプロセシング ツールの入力として使用できます。 | テーブル ビュー |
value | 各反復処理で返されるフィールド値。複数のグループ化フィールドを選択した場合、値は <フィールド値 1>_<フィールド値 2> のように連結されます。 | バリアント |
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい