OPeNDAP ラスター レイヤーの作成 (Make OPeNDAP Raster Layer) (マルチディメンション)

概要

OPeNDAP サーバーに格納されたデータからラスター レイヤーを作成します。

使用法

  • このツールのパフォーマンスは、リモート OPeNDAP サーバーの速度と、ツールを実行するコンピューターとリモート サーバー間のインターネット接続の堅牢性に依存します。

  • ラスター レイヤーを作成するには、X 座標の間隔が等しく、リモート データの Y 座標間のデータが等しい必要があります。これはよく等間隔グリッド データと呼ばれます。

  • [セルの登録] パラメーター (Python では cell_registration) を使用して、netCDF ラスター レイヤーの範囲を X ディメンションおよび Y ディメンションの値から計算する方法を決定します。セル サイズ、行の数、列の数、出力ラスターの幅と高さは、使用するオプションに関係なく同じままです。

構文

arcpy.md.MakeOPeNDAPRasterLayer(in_opendap_URL, variable, x_dimension, y_dimension, out_raster_layer, {extent}, {dimension_values}, {value_selection_method}, {cell_registration})
パラメーター説明データ タイプ
in_opendap_URL

リモート OPeNDAP データセットを参照する URL。URL は、ディレクトリ名ではなく、データセット レベル (ファイル名など) で解決する必要があります。

File; String
variable

ラスター レイヤーを作成するのに使用される OPeNDAP データセットからの変数。

String
x_dimension

出力ラスター レイヤーの X (経度) 座標の定義に使用される OPeNDAP データセットのディメンション。

String
y_dimension

出力ラスター レイヤーの Y (緯度) 座標の定義に使用される OPeNDAP データセットのディメンション。

String
out_raster_layer

出力ラスター レイヤーの名前。

Raster Layer
extent
(オプション)

ラスター レイヤーの出力範囲。範囲の座標を OPeNDAP データ ソースの単位で指定します (緯度-経度、投影座標、または任意のグリッド座標を使用できます)。このパラメーターの目的は、対象地域のサブセットを設定したり、転送するデータのサイズを削減したりできるようにすることです。

Envelope
dimension_values
[[dimension, {start_value}, {end_value}],...]
(オプション)

リモート OPeNDAP サーバーから抽出するデータを限定するために使用されるディメンションの開始値と終了値。デフォルトでは、ディメンションの最小値と最大値が使用されます。

  • dimension - netCDF ディメンション。
  • {start_value} - 指定したディメンションに使用する開始値。
  • {end_value} - 使用する終了値。
Value Table
value_selection_method
(オプション)

使用されるディメンション値の選択方法を指定します。

  • BY_VALUE入力値を実ディメンション値と照合します。
  • BY_INDEX入力値をディメンション値の位置またはインデックスと照合します。インデックスは 0 を基準とするので、位置は 0 から開始されます。
String
cell_registration
(オプション)

XY 座標を基準にしてセルを登録する方法を指定します。

  • CENTERXY 座標はセルの中心を表します。これがデフォルトです。
  • LOWER_LEFTXY 座標はセルの左下を表します。
  • UPPER_LEFTXY 座標はセルの左上を表します。
String

コードのサンプル

MakeOPeNDAPRasterLayer (OPeNDAP ラスター レイヤーの作成) の例 1 (Python ウィンドウ)

OPeNDAP ラスター レイヤーを作成します。

import arcpy
arcpy.md.MakeOPeNDAPRasterLayer("http://cida.usgs.gov/thredds/dodsC/new_gmo", 
				"pr", "longitude", "latitude", "pr_Layer", 
				"-124.6875 25.1875 -67.0625 52.8125", 
				"time '01/01/1949 12:00:00 AM' '12/31/2010 12:00:00 AM'", "BY_VALUE")
MakeOPeNDAPRasterLayer (OPeNDAP ラスター レイヤーの作成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

OPeNDAP ラスター レイヤーを作成します。

# Name: MakeOPeNDAPRasterLayer_Ex_02.py
# Description: Create an OPeNDAP raster layer from a netCDF file.
# Requirements: None

# Import system modules
import arcpy


# Set local variables
in_opendap_URL = "http://cida.usgs.gov/thredds/dodsC/new_gmo"
variable = "pr"
XDimension = "longitude"
YDimension = "latitude"
outRasterLayer = "pr_Layer"
extent = "-124.6875 25.1875 -67.0625 52.8125"
dimensionValues = "time '01/01/1949 12:00:00 AM' '12/31/2010 12:00:00 AM'"
valueSelectionMethod = "BY_VALUE"
cellRegistration = ""

# Execute MakeNetCDFRasterLayer
arcpy.MakeOPeNDAPRasterLayer_md(in_opendap_URL, variable, XDimension, YDimension,
                               outRasterLayer, extent, dimensionValues, 
                               valueSelectionMethod, cellRegistration)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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