概要
入力パーセル ファブリックのパーセルをターゲット パーセル ファブリックに追加します。入力パーセル ファブリックが選択したポリゴンがあるパーセル ファブリック レイヤーの場合、対応するパーセル フィーチャが追加されます。
使用法
入力パーセル ファブリックのパーセル タイプは、ターゲット パーセル ファブリックのパーセル タイプと一致する必要があります。ただし、パーセル タイプ名は異なっていてもかまいません。
入力パーセル ファブリックのスキーマは、ターゲット パーセル ファブリックのスキーマと一致する必要があります。ユーザーが追加した属性フィールドは、入力パーセル ファブリックとターゲット パーセル ファブリックの両方で同じパーセル フィーチャクラスに存在する必要があります。
重複するパーセル ファブリック レコードは作成されません。ターゲット パーセル ファブリック内のレコード ジオメトリは、入力パーセル ファブリックからの一致するレコードのジオメトリで更新されます。
入力パーセル ファブリック レイヤーに選択されたポリゴンがある場合、対応するすべてのパーセル フィーチャとパーセル レコードが追加されます。これには、パーセル ポイントに接続されている接続線が含まれます。
入力パーセル ファブリックに欠落したパーセル ラインまたはパーセル ポイントがある場合も、パーセル ポリゴンが追加されます。パーセルは、データが追加された後に構築できます。
パーセル ラインとパーセル ポイントは、このツールを使用してスタンドアロン フィーチャとして追加できません。[アペンド (Append)] ツールを使用して、パーセル ラインまたはポイント フィーチャを追加します。
重複するパーセル ポイントは作成されません。一致するパーセル ポイントは、追加処理中に 1 つのポイントにマージされます。
構文
arcpy.parcel.AppendParcels(in_parcel_fabric, target_parcel_fabric)
| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_parcel_fabric | ターゲット パーセル ファブリックに追加する入力パーセル。入力パーセル ファブリックは、ファイル ジオデータベース、エンタープライズ ジオデータベース、またはフィーチャ サービスから指定できます。 | Parcel Layer |
target_parcel_fabric | パーセルを追加するターゲット パーセル ファブリック。ターゲット パーセル ファブリックは、ファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースから指定できます。エンタープライズ ジオデータベースでは、パーセルはデフォルト バージョンに追加されます。 | Parcel Layer |
派生した出力
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| updated_parcel_fabric | 更新されたパーセル ファブリック。 | パーセル レイヤー |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、AppendParcels ツールを使用して、イミディエイト モードで選択したパーセルを含むパーセル ファブリック レイヤー (Parcels) をターゲット パーセル ファブリックに追加する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.parcel.AppendParcels('Parcels', "C:/Parcels/Database.gdb/County/TargetFabric")環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい