概要
最小二乗調整の結果をパーセル ファブリック フィーチャクラスに適用します。AdjustmentLines および AdjustmentPoints フィーチャクラスに格納された最小二乗調整の結果が、対応するパーセル ライン、接続ライン、およびパーセル ファブリック ポイント フィーチャクラスに適用されます。
[パーセルの最小二乗調整の適用 (Apply Parcel Least Squares Adjustment)] ツールを使用して、パーセルで最小二乗調整を実行し、結果を調整フィーチャクラスに格納します。
使用法
ツールは、AdjustmentPoints フィーチャクラスのPoint ID フィールドを使用して、パーセル ファブリック ポイント フィーチャクラスで更新対象となる対応ポイントを検索します。ポイント間の距離 (座標のシフト) が指定した [移動許容値] パラメーターの値を下回っている場合、パーセル ファブリック ポイントは調整ポイントの位置に移動します。
ツールは、AdjustmentLines フィーチャクラスの Line ID および Source フィールドを使用して、パーセル ファブリックのパーセル タイプ ラインまたは接続ラインフィーチャクラスの対応ラインを検索します。ラインのエンドポイントが AdjustmentPoints フィーチャクラスの位置に更新された場合、パーセル ファブリック ラインのジオメトリは、更新されたポイント間に配置されるよう更新されます。
メモ:
ラインの COGO ディメンションは変更されません。
AdjustmentPoints フィーチャクラスの Update Source フィールドが [No] に設定されている場合、パーセル ファブリックの Points フィーチャクラスの対応ポイントは更新されません。
このツールではマップ内の選択は考慮されません。
構文
arcpy.parcel.ApplyParcelLeastSquaresAdjustment(in_parcel_fabric, {movement_tolerance}, {update_attributes})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_parcel_fabric | 更新されるパーセル ファブリック。 | Parcel Layer |
movement_tolerance (オプション) | パーセル ファブリック ポイントの更新時に許容できる最小座標のシフトを表す許容値。調整ポイントとパーセル ファブリック ポイントの間の距離が指定した許容値を下回っている場合、パーセル ファブリック ポイントは調整ポイントの位置に更新されます。デフォルトの許容値は 0.05 メートルです。 | Linear Unit |
update_attributes (オプション) | パーセル ファブリックの Points フィーチャクラスの属性フィールドが、統計メタデータを使って更新されるかどうかを指定します。XY Uncertainty、Error Ellipse Semi Major、Error Ellipse Semi Minor、および Error Ellipse Direction フィールドは、AdjustmentPoints フィーチャクラスの同じフィールドに格納された値を使用して更新されます。
| Boolean |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
updated_parcel_fabric | 更新済みのパーセル ファブリック。 | ブール型 |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで ApplyParcelLeastSquaresAdjustment 関数を使用して最小二乗分析の結果をパーセル ファブリックに適用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.parcel.ApplyParcelLeastSquaresAdjustment('c:/Parcels/Database.gdb/CountyParcels/CountyFabric',
0.05, 'NO_UPDATE_ATTRIBUTES')
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい