累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation) (ラスター解析)

概要

各セルへの累積する流量のラスターを作成します。

[累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] ツールの図

使用法

  • このラスター解析 ポータル ツールは、ArcGIS Enterprise「ArcGIS Enterprise の解析について」へのリンク ポータルにサイン インすると使用できます。このポータルに、ArcGIS Image Server 「ラスター解析の設定と配置」へのリンク用に構成された Raster Analysis 「ArcGIS Image Server とは」へのリンク があります。ツールを起動すると、ArcGIS Pro がクライアントとしてサービスを提供し、ArcGIS Enterprise とフェデレートされているサーバーで処理が発生します。ポータル ツールはポータルから入力としてレイヤーを受け取り、ポータルに出力を作成します。

    入力ラスター レイヤーは、ポータルから入力されたレイヤー、イメージ サービスへの URI または URL、[Image Server レイヤーの作成 (Make Image Server Layer)] ツールの出力に対応しています。このツールは、ローカルのラスター データまたはレイヤーをサポートしません。

  • [累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] の結果は、各セルに流れこむ累積された流量です。これは、下り勾配にある各セルに流れこむすべてのセルのウェイトを累計することで算出されます。

  • [累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] ツールは、累積流量の計算時に 3 つのフロー モデリング アルゴリズムをサポートします。それは D8、多重流向 (MFD) および D-Infinity (DINF) フロー メソッドです。

  • 入力流向ラスターが [流向ラスターの作成 (Flow Direction)] ツールで作成されていない場合、定義されたフローがループする可能性があります。フロー方向がループする場合、[累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] は、無限ループに陥り、完了しません。

    入力流向は、D8、MFD (Multi Flow Direction)、および DINF (D-Infinity) のいずれかのメソッドで作成できます。入力流向ラスターの種類によって、[累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] ツールが各セルのフローを分割および累積する方法が変わります。[入力流向タイプ] を使用して、流向ラスターの作成時に使用されたメソッドを指定します。

  • フロー方向が定義されていないセルは、フローのみを受け取ります。これらのセルは、下流に寄与しません。

    D8 入力流向ラスターの場合、流向ラスターの値が 1、2、4、8、16、32、64、128 以外の場合、そのセルのフロー方向は未定義と見なされます。

    D-Infinity 入力流向ラスターの場合、流向ラスターの値が -1 であれば、そのセルのフロー方向は未定義と見なされます。

  • 累積流量は、出力ラスターの各セルに流れ込むセルの数の合計または一部に基づきます。処理セル自体は、この累積に考慮されません。

  • 累積流量が大きい出力セルはフローが集中するエリアで、流路の特定に使用できます。

  • 累積流量が 0 の出力セルは局所的な高地で、尾根の特定に使用できます。

構文

arcpy.ra.FlowAccumulation(inputFlowDirectionRaster, outputName, {inputWeightRaster}, {dataType}, {flowDirectionType})
パラメーター説明データ タイプ
inputFlowDirectionRaster

各セルからの流れの方向を示す入力ラスター。

流向ラスターは、D8、MFD、または DINF のいずれかの方法で作成できます。flowDirectionType パラメーターを使用して、流向ラスターの作成時に使用されたメソッドを指定します。

Raster Layer; Image Service; String
outputName

出力累積流量ラスター サービスの名前。

デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。レイヤー名がすでに存在する場合は、別の名前を指定するよう求められます。

String
inputWeightRaster
(オプション)

オプションの整数入力ラスター。各セルに加重を適用します。

Raster Layer; Image Service; String
dataType
(オプション)

出力累積ラスターは、整数タイプ、倍精度浮動小数点数タイプ、または浮動小数点タイプのいずれかになります。

  • FLOAT出力ラスターは浮動小数点タイプになります。これがデフォルトです。
  • INTEGER出力ラスターは整数タイプになります。
  • DOUBLE出力ラスターは double タイプになります。
String
flowDirectionType
(オプション)

入力流向ラスターのタイプを指定します。

  • D8入力流向ラスターのタイプは D8 です。これがデフォルトです。
  • MFD入力流向ラスターのタイプは MFD (Multi Flow Direction) です。
  • DINF入力流向ラスターのタイプは DINF (D-Infinity) です。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
outputRaster

出力ラスター。

ラスター レイヤー

コードのサンプル

FlowAccumulation (累積流量ラスターの作成) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の例では、入力流向ラスターの各セルへの累積流量のラスターを作成しています。

import arcpy
arcpy.FlowAccumulation_ra("https://myserver/rest/services/flowdir/ImageServer","outFlowAccumulation1")
FlowAccumulation (累積流量ラスターの作成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の例では、入力流向ラスターの各セルへの累積流量のラスターを作成しています。

#---------------------------------------------------------------------------
# Name: FlowAccumulation_example02.py
# Requirements: ArcGIS Image Server

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
inFlowDirection = "https://myserver/rest/services/flowdir/ImageServer"
outputFlowAccumulation = "outFlowAccumulation2"
inWeight = ""
dataType = "DOUBLE"

# Execute Flow Accumulation raster analysis tool
arcpy.FlowAccumulation_ra(inFlowDirection, outputFlowAccumulation, inWeight, dataType)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Image Server
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Image Server
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Image Server

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