概要
各入力フィーチャの標高値の統計を計算します。
使用法
オンライン ツールボックスに収容されているツールは、ホストしているデータと解析機能を ArcGIS Online で使用する ArcGIS Online ジオプロセシング サービスです。
このツールは、入力フィーチャの標高、傾斜角、および傾斜方向情報を集計します。返される標高値はメートル単位です。傾斜角と傾斜方向の値は計算され、度単位で返されます。
計算で使用される DEM データ ソースを識別する 3 つの追加フィールド ( Product Name、Source、Source URL) が返されます。
さまざまな空間解像度で、さまざまなエリアを網羅する標高ソースが複数用意されています。どの領域に対してもすべての解像度が揃っているとは限りません。任意の入力フィーチャの位置で指定した解像度を使用できない場合、エラー メッセージが表示されます。
入力フィーチャの最大数は 1,000 です。1,000 を超える入力フィーチャが指定されると、エラーが表示され、実行されません。
[DEM 解像度] パラメーターが指定されていない場合、90 メートル解像度の SRTM データが使用されます。[最精細] が指定されている場合、入力フィーチャの位置で使用可能な最も低い解像度が使用されます。
入力フィーチャには単一の解像度の標高が使用されます。すべての入力フィーチャの範囲を網羅する最も高い解像度の標高ソースが使用されます。
結果は、返されたフィーチャ属性テーブルにフィールドとして追加されます。MinElevation、MeanElevation、および MaxElevation フィールドにより、標高が集計されます。MinSlope、MeanSlope、および MaxSlope フィールドにより、傾斜が集計されます。MeanAspect フィールドにより、傾斜方向が集計されます。
返されるフィーチャの形状タイプは、入力フィーチャと同じです。たとえば、入力フィーチャがポイントである場合、返されるフィーチャもポイントになります。
海などの水域は計算で無視され、集計値には影響しません。
構文
arcpy.agolservices.SummarizeElevation(InputFeatures, {FeatureIDField}, {DEMResolution}, {IncludeSlopeAspect})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
InputFeatures | 標高が集計される入力ポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはエリア フィーチャ。 | Feature Set |
FeatureIDField (オプション) | 入力フィーチャに使用する一意の ID フィールド。 | String |
DEMResolution (オプション) |
計算に用いるソース標高データの、およその空間解像度 (セル サイズ) を指定します。 解像度を表すキーワードは、デジタル標高モデルのおよその空間解像度を表します。多くの標高ソースは秒角単位で配布されています。キーワードは、わかりやすいよう、メートル単位の概算値をそのまま使っています。
| String |
IncludeSlopeAspect (オプション) | 標高値のほかに、入力フィーチャの傾斜角と傾斜方向の値を出力に含めるかどうかを指定します。
| Boolean |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
OutputSummary | 各入力フィーチャの標高値の出力統計。 | フィーチャ セット |