下流解析 (Trace Downstream) (オンライン)

概要

特定の位置から最も遠くの下りパスまでの水のパスを判別します。

使用法

  • オンライン ツールボックスに収容されているツールは、ホストしているデータと解析機能を ArcGIS Online で使用する ArcGIS Online ジオプロセシング サービスです。

  • 入力ポイントごとに、下流トレース ライン フィーチャが返されます。

  • 出力下流トレースは、海までの下流方向パスです。たとえば、ミシシッピ川集水域内の任意の入力ポイントは、メキシコ湾流に辿り着く下流トレースに帰着します。

  • 指定したデータ ソースの範囲内にポイントが収まらない場合、下流トレース フィーチャは返されません。

  • ポイント ID フィールドが指定されていない場合、デフォルトでは一意の ID フィールドが使用されます。

  • 入力ポイントの最大数は 1000 です。これより多い入力フィーチャが指定されると、エラーが表示され、実行されません。

  • 流出点 ID フィールドの型は、整数または文字列である必要があります。一意の値で構成されるフィールドを使用するのが最も有用です。

  • 出力下流トレース フィーチャ データセットには、ポイント ID フィールドに指定されている値で構成された PointID と呼ばれるフィールドがあります。これにより、下流トレースを入力ポイントに簡単に関連付けることが可能になります。

  • この結果生成された下流トレース フィーチャ データセットには、各下流トレースの長さ (キロメートル) である LengthKm と呼ばれるフィールドが含まれます。

  • このサービスに関するご意見やご要望があれば、Hydro forum にアクセスしてください。

構文

arcpy.agolservices.TraceDownstream(InputPoints, {PointIDField}, {DataSourceResolution}, {Generalize})
パラメーター説明データ タイプ
InputPoints

下流トレースの計算に使用されるポイント フィーチャ。

Feature Set
PointIDField
(オプション)

入力ポイントの識別に用いる、整数または文字列のフィールド。

デフォルトでは、一意の ID フィールドが使用されます。

Field
DataSourceResolution
(オプション)

解析に使用するソース データの解像度を指定します。値は、基礎水文データベースの構築に用いるデジタル標高モデルの、およその空間解像度です。多くの標高ソースは秒角単位で配布されているため、わかりやすいよう、メートル単位の概数値も示します。

  • Blank3 秒角のデータ ソース (約 90 メートル解像度の標高データに相当) から構築した水文ソースが使用されます。これがデフォルトです。
  • FINESTそれぞれの場所について揃っているデータ ソースのうち、最も細かい解像度が使用されます。
  • 10m1/3 秒角のデータ ソース (約 10 メートル解像度の標高データに相当) から構築した水文ソースが使用されます。
  • 30m1 秒角のデータ ソース (約 30 メートル解像度の標高データに相当) から構築した水文ソースが使用されます。
  • 90m3 秒角のデータ ソース (約 90 メートル解像度の標高データに相当) から構築した水文ソースが使用されます。
String
Generalize
(オプション)

出力集水域を単純化された形状にスムージングするか、それとも元の DEM のセル エッジに一致させるかを指定します。

  • Trueポリゴン境界を単純化された形状にスムージングします。
  • Falseポリゴンのエッジを、元の DEM のセル エッジに一致させます。これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
OutputTraceLine

出力トレース ライン フィーチャ。

フィーチャ セット

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

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