概要
指定した対象エリア内で選択したレイヤーを、選択したフォーマットおよび空間参照に抽出します。さらに、すべてのデータは *.zip ファイル内に書き込まれます。
注意:
このツールは基本的に、ジオプロセシング サービスの一部として使用されることを想定して設計されています。このツールをジオプロセシング サービスの一部として使用する場合は、このツールをカスタム ツールボックスにコピーし、モデルを編集して、必要に応じて再構成してください。ArcGIS Desktop ではジオプロセシング サービス ウィザードを使用できないため、このツールが含まれているツールボックスを、サポートされていた以前のバージョンとして保存してから、そのツールボックスと同じバージョンの ArcGIS Desktop から公開する必要があります。公開後は、サーバーに接続して ArcGIS Desktop からサービスを使用できます。
使用法
[フィーチャ フォーマット] と [ラスター フォーマット] パラメーターのドロップダウンには、デフォルト フォーマットのリストが含まれます。これらのデフォルトのフォーマットは、モデルの [プロパティ] の [パラメーター] タブの [値のリスト] フィルターで設定します。
[フィーチャ フォーマット] パラメーターまたは [ラスター フォーマット] パラメーター用のフォーマットのリストを追加、変更、または削除することができます。変更を行う前に、このモデルを独自のカスタム ツールボックスにコピーする必要があります。
- このツールのコピー バージョンを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
- 表示された [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[パラメーター] タブをクリックします。
- パラメーターのテーブルで、対象のパラメーターを見つけます。テーブルの右側で、 をクリックし、その値リストを表示します。デフォルトのフォーマット セットの一覧が表示されます。
- 必要に応じて一覧のフォーマットを追加または変更するか、一覧から削除します。指定する文字列は「フォーマットの名前 - 略名 - 拡張子」のように区切る必要があります。ハイフンと、ハイフンの前後に空白が 1 文字ずつ必要です。
- [OK] をクリックし、変更を適用して終了します。
構文
arcpy.server.ExtractDataTask(Layers_to_Clip, Area_of_Interest, Feature_Format, Raster_Format, Output_Zip_File)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
Layers_to_Clip [Layer,...] | クリップ対象のレイヤー。レイヤーは、マップの [コンテンツ] ウィンドウ内のフィーチャ レイヤーまたはラスター レイヤーである必要があります。このパラメーターでは、レイヤー ファイルは機能しません。 | Layer |
Area_of_Interest | レイヤーをクリップする 1 つまたは複数のポリゴン。 | Feature Set |
Feature_Format | 出力フィーチャのフォーマット。文字列は次の形式で指定します。
たとえば、次のように指定します。
このツールは内部的に [CAD へエクスポート (Export to CAD)] ツールを使用して、データを *.dgn、*.dwg、および *.dxf の CAD 形式に変換します。サポートされている略名としては、DGN_V8、DWG_R14、DWG_R2000、DWG_R2004、DWG_R2005、DWG_R2007、DWG_R2010、DXF_R14、DXF_R2000、DXF_R2004、DXF_R2005、DXF_R2007、DXF_R2010 が挙げられます。 | String |
Raster_Format | 出力ラスター データセットのフォーマット。文字列は次の形式で指定します。
次の文字列はすべて機能します。
注意:上記のラスター フォーマットは何らかの制限を受ける場合があるので、必ずしもすべてのデータを所定のフォーマットに変換できるとは限りません。フォーマットとその制限については、「サポートされているセンサーのリスト」をご参照ください。 | String |
Output_Zip_File | 抽出データを含む Zip ファイル。 | File |
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい