シンボル表示は、シンボルを使用して、マップ レイヤーのフィーチャと属性を表現することです。 たとえば、都市のレイヤーで、都市を黒の円でシンボル表示できます。 円のサイズを変化させると、各都市の人口をシンボル表示できます。 シンボルは、形状、サイズ、色、間隔、3 次元の高さのような視覚的なプロパティによって定義されます。
概要
- ビデオの長さ: 3:42
- このビデオは ArcGIS Pro 2.3 を使用して作成されています。
このチュートリアルでは、ポイント、ライン、およびポリゴン フィーチャをシンボル表示し、シンボルをカスタマイズして表示縮尺範囲を設定します。続いて、個別値シンボルをバス ルートに適用します。 また、ヒート マップ シンボルを人口密度に適用します。
- 所要時間: 40 分
- ソフトウェア要件: ArcGIS Pro
プロジェクトを開く
このプロジェクトでは、ニュージーランドのクライストチャーチのバスの停留所、バス ルート、および人口密度のマップを作成します。
- 必要に応じて、ArcGIS Pro を起動してサイン インします。
- 開始ページにある最近使用したプロジェクトの下で、[別のプロジェクトを開く] をクリックします。
注意:
プロジェクトをすでに開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。左側にあるメニュー アイテムのリストで [開く] をクリックします。[開く] ページで [ポータル] をクリックし、ページの下部にある [別のプロジェクトを開く] をクリックします。
- [プロジェクトを開く] ダイアログ ボックスで、[ポータル] の下の [ArcGIS Online] をクリックします。
注意:
代わりに [ArcGIS Enterprise] が表示された場合は、ポータル接続を追加するか、アクティブなポータルを ArcGIS Online に設定する必要があります。あるいは、ブラウザーでチュートリアル データをダウンロードすることもできます。
- ダイアログ ボックスの上部にある [検索] ボックスに「Symbolize map layers tutorial」と入力して Enter キーを押します。
- 検索結果のリストで、[Symbolize map layers] をクリックして、プロジェクト パッケージを選択します。
注意:
この名前のプロジェクト パッケージが複数ある場合、[所有者] 列を確認します。所有者の名前が [ArcGISProTutorials] のアイテムを選択します。結果が表示されない場合は、「検索結果が返されない」をご参照ください。
- [OK] をクリックします。
プロジェクトが開き、ニュージーランドのマップ ビューが表示されます。 クライストチャーチの分析範囲を拡大します。 クライストチャーチは、人口 381,800 人のニュージーランドで 3 番目に大きな都市です。
- 必要に応じて、リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[ブックマーク] をクリックして [Christchurch Urban Area] をクリックします。
市街地が拡大します。 [Urban Area] レイヤーは、明るい緑の塗りつぶし色と黒のアウトラインでシンボル表示されています。
市街地のシンボル表示
[Urban Area] レイヤーの目的は、分析範囲の境界を定義することです。 しかし、塗りつぶしは、ベースマップをわかりにくくします。 シンボルを変更して、内部の領域を中空にします。 また、境界の表示をよりやわらかな陰影にします。
- リボンの [表示] タブをクリックします。 [ウィンドウ] グループで [ウィンドウのリセット] をクリックし、[マッピング用にウィンドウをリセット (デフォルト)] をクリックします。
これにより、[コンテンツ] ウィンドウと [カタログ] ウィンドウが開き、他のウィンドウが閉じられます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Urban Area] レイヤーをクリックして選択します。
リボン上に [フィーチャ レイヤー] コンテキスト タブ セットが表示されます。
- リボンの [フィーチャ レイヤー] で、[表示設定] タブをクリックします。 [描画] グループで、[シンボル] をクリックします。
注意:
[シンボル] ボタンは分割ボタンです。 特に指示がなければ、ボタン (アイコン) の上半分をクリックします。
[シンボル] ウィンドウが表示されます。 ウィンドウの上部の [プライマリ シンボル] タブが選択されています。 プライマリ シンボルの方法は [単一シンボル] で、レイヤー内のすべてのフィーチャが同じシンボルで描画されるようになっています (ここでは、レイヤー内に 1 つのフィーチャしかありません)。
- [シンボル] ウィンドウの [シンボル] の横で、シンボルをクリックします。
ウィンドウが切り替わり、シンボル書式オプションが表示されます。
- 必要に応じて、ウィンドウの上部の [ギャラリー] タブをクリックします。
- 検索ボックスに「範囲透過表示」と入力して、Enter キーを押します。
ArcGIS 2D スタイルで、さまざまな色とアウトラインを持つ複数のシンボルが使用できます。 詳細を確認するには、シンボルにマウス ポインターを合わせます。
- [範囲透過表示 (グレー)] シンボルをクリックして選択します。
マップ上と [コンテンツ] ウィンドウで [Urban Area] レイヤーのシンボルが更新されます。 シンボルの下のベースマップを確認できます。 これはまだ第一段階であり、目的は、内部が透過表示されている陰影境界の効果を作ることです。
- [シンボル] ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。
[プロパティ] タブの下には、3 つのグラフィックスのタブがあります。 [シンボル] タブ で、塗りつぶし色、アウトライン色、アウトライン幅などのシンボル プロパティを変更できます。
- [レイヤー] タブ をクリックします。
このタブでは、グラフィックス要素またはシンボル レイヤー (シンボルを構成) のプロパティを変更できます。 これにより、シンボルの表示を詳細に制御できます。 このシンボルは、ストロークと塗りつぶしの 2 つのシンボル レイヤーで構成されます。
- [構成] タブ をクリックします。
- [構成] タブの [レイヤー] の塗りつぶしシンボル レイヤーで、[効果の追加] をクリックします。 ドロップダウン メニューで、[ドーナツ] をクリックします。
ウィンドウの下部にあるウィンドウで、効果のプレビューが表示されます。 効果の適用が完了したので、[レイヤー] タブで幅を指定します。
- [レイヤー] タブ をクリックします。
- [塗りつぶし] シンボル レイヤーをクリックして、プロパティを操作します。 [ドーナツ] 効果 の見出しを展開し、[幅] を [6 pt] に変更します。
ウィンドウの下部でシンボル プレビューが更新されます。
- [適用] をクリックします。
新しいシンボルがマップに適用されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Bus Stops] および [Bus Routes] レイヤーをオンにします。
次のセクションで、両方のレイヤーのシンボルを変更します。 まず、より無彩色に近いベースマップを選択します。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [レイヤー] グループで、[ベースマップ] をクリックして、[キャンバス (ライト グレー)] をクリックします。
ライトグレーのキャンバス ベースマップには、2 つのレイヤーが含まれています。[コンテンツ] ウィンドウの下部の [Light Gray Base] レイヤーと上部の [Light Gray Reference] レイヤーです。 このマップでは、参照レイヤーは不要です。
注意:
ベースマップ ギャラリーのコンテンツは異なることがあります。 [キャンバス (ライト グレー)] が表示されない場合は、[キャンバス (ライト グレー) (World Light Gray Canvas)] などの似たベースマップを使用してください。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Light Gray Reference] レイヤーを右クリックし、[削除] をクリックします。
続行する前に、変更内容を保存します。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックして、プロジェクトを保存します。
バスの停留所のシンボル表示
[Bus Stops] レイヤーの現在のシンボルは小さな暗い円です。 これを、バスの停留所にふさわしいシンボルに置き換えます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Bus Stops] レイヤーをクリックして選択します。
- [シンボル] ウィンドウの [シンボル] の横で、シンボルをクリックします。
ウィンドウに、ポイント シンボルの書式設定オプションが表示されます。
ヒント:
以前に [シンボル] ウィンドウを閉じた場合は、[コンテンツ] ウィンドウの [Bus Stops] レイヤーのシンボルをクリックし、シンボルの書式設定オプションを直接表示します。
- ウィンドウの上部にある [ギャラリー] タブをクリックします。
- 検索ボックスに「bus」と入力して Enter キーを押します。
ArcGIS 2D スタイルで、バスの停留所のシンボルが見つかります。 これらのシンボルがバスの停留所に適しています。
- 一番小さなバス ターミナルのシンボルをクリックして選択します。
マップと [コンテンツ] ウィンドウが新しいシンボルで更新されます。 シンボル プロパティを変更します。
- [シンボル] ウィンドウで [プロパティ] タブをクリックし、その下の [シンボル] タブ をクリックします。
- [表示設定] をクリックし、[色] ドロップダウン矢印をクリックします。 カラー パレットで [カベルネ] (最後の行の最後の列) をクリックします。
ヒント:
パレットのマス目にポインターを置くと、名前が表示されます。
- サイズを [8 pt] に変更して Enter キーを押します。 [適用] をクリックします。
- [シンボル] ウィンドウの下部にあるシンボル プレビューで、拡大倍率を [ウィンドウのサイズに合わせて大きさを変更] に変更します。
シンボル プレビューでは、[カベルネ] 色がバス アイコンに適用され、アウトラインには適用されないことが示されています。
- [レイヤー] タブ をクリックします。
[バス ターミナル] シンボルは、バス アイコンと、グレーのアウトラインの白い円の 2 つのマーカー シンボル レイヤーから構成されています。
- 白い円のシンボル レイヤーをクリックして選択します。
- [表示設定] で、[アウトライン色] ドロップダウン矢印をクリックし、[カベルネ] をクリックします。
プレビュー ウィンドウで、アイコンとアウトラインが同じ色になります。
- [適用] をクリックします。
マップ上と [コンテンツ] ウィンドウでバス停留所のシンボルが更新されます。 現在のマップ縮尺では、シンボルでマップが雑然としています。 レイヤーの表示縮尺範囲を設定して、マップが拡大したときのみシンボルが表示されるようにします。
- 必要に応じて、[コンテンツ] ウィンドウで、[Bus Stops] レイヤーを選択します。
- リボンの [フィーチャ レイヤー] で、[表示設定] タブをクリックします。 [表示縮尺範囲] グループで、[表示縮尺の上限] の横のドロップダウン メニューをクリックし、[1:24,000] をクリックします。 この値がリストに表示されない場合は、ボックスに入力できます。
シンボルがマップに表示されなくなります。 [コンテンツ] ウィンドウ内のレイヤーのチェック マークがグレーになります。 これは、レイヤーは有効であるが、現在のマップ縮尺では表示されないことを意味します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Bus Stops] レイヤーを右クリックして [表示縮尺範囲にズーム] をクリックします。
マップが 1/24,000 の縮尺となり、バスの停留所が表示されます。
- リボンの [マップ] タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[前の表示範囲] をクリックして、市街地全体に戻ります。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックして、プロジェクトを保存します。
バス ルートのシンボル表示
現在、バス ルートは単一のシンボルで描画されています。 レイヤーの属性テーブルには、ルート名、ルート案内、ルート タイプなどの属性が含まれており、これらを使用して、より有効な方法でフィーチャをシンボル表示できます。
- [コンテンツ] ウィンドウで「Bus Routes」レイヤーをクリックして選択します。
- 選択したレイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックします。
属性テーブルが開きます。 Type フィールドの値に基づいて、ルートをシンボル表示します。
- テーブルを下にスクロールして、[Type] フィールドの値を表示します。
次の 4 つのルート タイプがあります。
- City Connector は、郊外と都市を接続します。
- Suburban Link は、郊外を相互接続します。
- Metro Line は、幹線道路に沿っています。
- Ferry は、リトルトン郊外をダイアモンド ハーバーと接続します。
それぞれのルート タイプを異なる色で表現します。
- [Bus Routes] 属性テーブルを閉じます。
- [シンボル] ウィンドウで、[プライマリ シンボル] ドロップダウン メニューをクリックして、[個別値] をクリックします。
- [フィールド 1] ドロップダウン メニューをクリックして [タイプ] をクリックします。
ウィンドウの下半分にある [クラス] タブで、シンボルが Type フィールドの個別値に割り当てられます。 マップと [コンテンツ] ウィンドウが更新されます。
他のすべての値を表すグレーのシンボルもあります。 このレイヤーにはこのシンボルは不要です。
- [シンボル] ウィンドウの下半分にある [クラス] タブで、[その他] をクリックし、[その他の値すべてを表示] をオフにします。
<その他の値すべて> シンボルが削除されます。
ヒント:
<その他の値すべて> シンボルは、表示はしたいが差別化する必要のないフィーチャに使用します。 たとえば、マップの焦点は Metro Line ルートであり、他のルートは背景情報であるとします。 他のルート タイプを右クリックして [削除] をクリックすることで、[クラス] タブ上でそれらを削除できます。 削除されたルートのフィーチャは引き続きマップ上に描画され、<その他の値すべて> シンボルで表示されます。 詳細については、「個別値」をご参照ください。
- [その他] をもう一度クリックし、[すべてのシンボルの書式設定] をクリックします。
- ウィンドウの上部にある [ギャラリー] タブをクリックします。 検索ボックスに「minor road」と入力して、Enter キーを押します。
- ArcGIS 2D スタイルで、黒のアウトラインを持つ生活道路シンボルをクリックします。
新しいシンボルに配色を適用します。
- [シンボル] ウィンドウの上部にある [戻る] をクリックします。
- [プライマリ シンボル] タブで 、[配色] ドロップダウン矢印をクリックします。 配色のリストの下部で、[名前の表示] チェックボックスをオンにします。
ヒント:
配色の上にポインターを置いても、名前が表示されます。
- [暗 2 (4 クラス)] の配色をクリックします。
フェリーのシンボルを変更して、通常使用される破線でフェリー ルートをシンボル表示します。
- ウィンドウの下半分にある [フェリー] のライン シンボルをクリックして、シンボル ギャラリーを表示します。
- 検索ボックスに「ferry」と入力して Enter キーを押します。 ArcGIS 2D スタイルで、フェリー シンボルをクリックします。
ヒント:
ギャラリー内のシンボルの参照と検索ができます。
このマップのフェリー シンボルは、もっと暗くすれば外観がよくなります。
- ウィンドウの上部にある [プロパティ] タブをクリックします。 [シンボル] タブ の [表示設定] で、[色] ドロップダウン矢印をクリックし、[ダーク ネイビー] をクリックします。 [適用] をクリックします。
[コンテンツ] ウィンドウとマップ上のシンボルが更新されます。
バス ルートのシンボルをさらに改善することができます。 道路の交差と重なり部分のシンボルをさらに詳細に制御するためのシンボル レイヤー描画を使用します。
- [シンボル] ウィンドウの上部にある [戻る] をクリックします。
- ウィンドウの上部にある [シンボル レイヤーの描画] タブ をクリックします。
- [シンボル レイヤーの描画の有効化] をクリックします。
- [基本] タブで、[Metro Line] を [描画順序] リストの先頭にドラッグします。
- [Ferry] をリストの下部へドラッグします。
描画順序を変更すると、マップが更新されます。 Metro Line フィーチャが他のバス ルートの上に描画されるようになりました。これにより、Metro Line の表示が他のルートに妨げられなくなりました。 同様に、City Connector フィーチャは Suburban Link フィーチャの上に描画されます。
注意:
シンボルの描画順序は、[コンテンツ] ウィンドウのシンボル クラスの順序とは関係ありません。 [コンテンツ] ウィンドウでは、4 つの一意のルート タイプを表すシンボル クラスは、デフォルトのアルファベット順のままです。 この順序を変更するには、[プライマリ シンボル] タブ でシンボル クラスを上下にドラッグします。
[シンボル] ウィンドウでは、ルートのうちの 3 つが [結合] に設定されています。 この設定では、同じルート タイプのフィーチャが交差する道路枠が削除されます。 この設定を [結合と統合] に変更して、異なるルート タイプ間の交差部分の道路枠を削除するようにします。
- [City Connector] の横のドロップダウン矢印をクリックし、[結合と統合] をクリックします。 [Suburban Link] の横のドロップダウン矢印をクリックし、[結合と統合] をクリックします。
マップが更新され、設定が反映されます。
注意:
[結合と統合] 設定は、その上のシンボルに関連して、シンボルの描画動作に影響を与えます。 Metro Line シンボルは描画順序が一番であるため、このシンボルには [結合と統合] 設定がありません。 [結合] 設定と [結合と統合] 設定の両方は、シンボルのコンポーネント シンボル レイヤーの描画関係に影響を与えます (ここでは、バス ルート シンボルを構成し、道路と枠を表す 2 つのストローク レイヤー)。 Ferry シンボルは、1 つのストローク レイヤーから構成されているため、このシンボルに使用できる設定は、[結合なし] のみです。 詳細については、「シンボル レイヤーの描画」をご参照ください。
- マップの縮尺を 1:50,000 などに拡大し、効果を確認しやすくします。 都市部のさまざまな部分に画面移動します。
ヒント:
正確な縮尺に拡大/縮小するには、マップ ビューの下部にある縮尺ボックスに値を入力するか、ドロップダウン リストから値を選択します。
- 操作が完了したら、[Christchurch Urban Area] ブックマークにズームします。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックします。
人口のシンボル表示
最後に、バス ルートと人口の関係を視覚化するために、クライストチャーチ市街地の人口をシンボル表示します。
- [コンテンツ] ウィンドウで [Population] レイヤーをオンにします。
ポイントの密集したレイヤーが、市街地を覆います。 各ポイントは、メッシュブロックの中心です。 メッシュブロックは、米国の国勢調査ブロックと同様に、人口調査データが収集される小さな領域です。 このレイヤーでは、各ポイントはそのメッシュブロックの人口を格納しています。
- マップ上の人口ポイントをクリックします。
[ポップアップ] ウィンドウに、ポイントと関連付けられているメッシュブロックの人口が表示されます。 レイヤーをヒート マップとして描画することで、人口密度が高い場所を判別できるようになります。
- [ポップアップ] ウィンドウを閉じます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、必要であれば [Population] レイヤーをクリックして選択します。
- [シンボル] ウィンドウで、[プライマリ シンボル] タブ をクリックします。 [プライマリ シンボル] ドロップダウン メニューをクリックして [ヒート マップ] をクリックします。
ヒート マップが表示されます。 この時点では、人口値ではなく、ポイントの密度が表示されます。
- [シンボル] ウィンドウで、[加重フィールド] ドロップダウン メニューをクリックしてから [Pop 2013] をクリックします。
新しいシンボル プロパティを表示するには、変更を加えたときに動的に更新されるようにヒート マップを設定します。
- [方法] ドロップダウン矢印をクリックし、[ダイナミック] をクリックします。
ヒートマップが人口密度を表すようになりました。 黄色のエリアが高い人口密度、赤と紫が中程度、青が低い密度を表します。 [半径] 設定を調整することで、マップのその他のバリエーションを表示できます。
- [半径] を 15 に変更して Enter キーを押します。
パターンがよりローカルなばらつきを示します。 半径の値が大きいほど、パターンが単純化されます。 さまざまな設定が可能です。正しい値も間違った値もありません。
ヒート マップによってバス ルートが表示されないため、[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーの順序を変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、[Population] レイヤーを [Bus Routes] レイヤーの下にドラッグします。 [Population] レイヤーが [コンテンツ] ウィンドウで選択されたままであることを確認します。
- リボンの [フィーチャ レイヤー] で、[表示設定] タブをクリックします。 [効果] グループで、[レイヤーの透過表示] ボックス に「65」と入力します。
- [表示縮尺範囲] グループで、[表示縮尺の上限] の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、[1:50,000] をクリックして、ヒート マップの最大表示縮尺を設定します。
縮尺を大きくすると、パターンがローカルに偏り過ぎ、ヒート マップがバブル状に見えます。
- 画面移動およびズームして、マップを探索します。
バス ルートが、市街地の人口密度が高い地域によく対応しています。
- [クイック アクセス ツールバー] で、[保存] をクリックします。
このチュートリアルでは、マップのレイヤーを描画する際に、単一シンボル、個別値、ヒート マップといった異なるプライマリ シンボルの方法を使用しました。 また、シンボル レイヤーと構成を操作して、多くの方法でプライマリ シンボルを改善しました。 プライマリ シンボルの探索方法、マップのシンボルのカスタマイズ方法は、さらに数多くあります。 ArcGIS Pro や他の ArcGIS アプリケーションを使用してデザインされたマップの例については、Maps We Love サイトをご覧ください。