算術演算関数

概説

算術演算関数は、2 つのラスター間や、ラスターおよびスカラー演算子間で算術演算を実行します。

備考

以下の表は、[範囲] オプションを示しています。

入力ラスター[入力ラスター 1 に一致] 範囲[入力ラスター 2 に一致] 範囲[共通の範囲] 範囲[すべての範囲] 範囲

入力ラスター

[入力ラスター 1 に一致] 範囲

[入力ラスター 2 に一致] 範囲

[共通の範囲] 範囲

[すべての範囲] 範囲

[操作] には次のようなオプションがあります。

  • [加算] - 各ラスターの対応するすべてのピクセル値の合計を出力します。
    output = Raster1 + Raster2
    算術演算関数 - 加算
  • [減算] - 各ラスターの対応するピクセル値の差を出力します。これは変化の検出を計算するために使用できます。
    output = Raster1 - Raster2
    算術演算関数 - 減算
  • [累乗] - 各ラスターの対応するピクセル値の積を出力します。これは一部のコスト関数を実行するのに使用できます。
    output = Raster1 × Raster2
    算術演算関数 - 乗算
  • [除算] - 各ラスターの対応するピクセル値間での除算の結果を出力します。
    output = Raster1 ÷ Raster2
  • [乗数] - 対応するピクセル値を入力ラスターまたはスカラーの値で累乗した値を出力します。
    output = Raster1ラスター 2
  • [モード] - すべての重複ピクセルの中で最も多く発生するピクセルの値を出力します。たとえば、ラスターの中に 6 つのバンドがある場合、6 つの重複するピクセルが存在します。4、5、6、4、7、9 の値の場合、モード値は 4 になります。

パラメーター

パラメーター説明

ラスター

最初の入力ラスター データセット。

ラスター 2

2 番目の入力ラスター データセット。

演算

2 つの入力ラスター間で実行される算術演算。

次のようなオプションがあります。

  • [加算] - 各ラスターの対応するすべてのピクセル値の合計を出力します。
  • [減算] - 各ラスターの対応するピクセル値の差を出力します。これは変化の検出を計算するために使用できます。
  • [累乗] - 各ラスターの対応するピクセル値の積を出力します。これは一部のコスト関数を実行するのに使用できます。
  • [除算] - 各ラスターの対応するピクセル値間での除算の結果を出力します。
  • [乗数] - 対応するピクセル値を入力ラスターまたはスカラーの値で累乗した値を出力します。
  • [モード] - すべての重複ピクセルの中で最も多く発生するピクセルの値を出力します。たとえば、ラスターの中に 6 つのバンドがある場合、6 つの重複するピクセルが存在します。4、5、6、4、7、9 の値の場合、モード値は 4 になります。

セルサイズ タイプ

[セルサイズ タイプ] は、入力ラスターのピクセル セル サイズがそれぞれ異なる場合に、出力のピクセル セル サイズを計算する方法を定義します。

  • [入力ラスター 1 に一致] - 最初の入力ラスターのセル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。
  • [最小] - 入力ラスターの最小セル サイズを使用して出力セル サイズを定義します。
  • [最大] - 入力ラスターの最大セル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。これがデフォルトです。
  • [平均] - 両方の入力ラスターの平均を使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。
  • [最後のラスターに一致] - 最後の入力ラスターのセル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。

範囲タイプ

[範囲タイプ] は、入力ラスターの範囲がそれぞれ異なる場合に、出力の範囲を計算する方法を定義します。

  • [入力ラスター 1 に一致] - 最初の入力ラスターの範囲を使用して出力範囲を定義します。
  • [共通の範囲] - 入力ラスターの交差領域として出力範囲を定義します。これがデフォルトです。
  • [すべての範囲] - 入力ラスターをすべて合わせた範囲として出力範囲を定義します。
  • [最後のラスターに一致] - 最後の入力ラスターの範囲を使用して出力範囲を定義します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概説
  2. 備考
  3. パラメーター