Oracle 内で、sde ユーザー以外のユーザーのスキーマに格納されたジオデータベースは、必要な機能を完全には備えていません。ユーザー定義タイプなどいくつかの機能は、sde ジオデータベースにのみ備わっています。このため、ユーザーのスキーマ内のジオデータベースを独立した存在として扱うことはできず、次のルールが適用されます。
- ユーザーのスキーマのみのバックアップを作成しても、完全なジオデータベースにはなりません。sde ジオデータベースにはユーザー定義タイプなどの従属オブジェクトが存在し、これもバックアップに含める必要があります。
- ArcGIS Pro で sde ジオデータベースをアップグレードする場合、ジオデータベースのバージョンには、ArcGIS Enterprise のバージョン番号と ArcGIS Pro のバージョン番号の両方が含まれています。たとえば、ArcGIS Pro 2.6 を使用して sde ジオデータベースをアップグレードする場合、sde ジオデータベースのバージョンは 10.8.1.2.6 になります。
注意:
ユーザースキーマ ジオデータベースのアップグレードのサポートは終了しました。