属性ルールを作成すると、スクリプト式がルールの基盤として使用されます。 スクリプト式は Arcade スクリプト記述言語で構築され、これによってルールの動作が制御されます。 Arcade は、数学的計算を実行し、テキストを操作し、論理ステートメントを評価することができます。 属性ルールで Arcade を記述すると、フィールド値の更新、特定の編集内容の制約、ユーザーへのメッセージ表示など、数多くのことを行えます。
属性ルール タイプを作成するための要件とグローバル変数については、「Arcade プロファイル」をご参照ください。 属性ルールのスクリプト式の作成を開始するための追加リソースとして、「Arcade 基本操作ガイド」および「Arcade 関数インデックス」をご参照ください。
各ルール タイプの具体的な例については、「属性ルール スクリプト式の例」をご参照ください。
スクリプト式における Arcade の互換性
一部の Arcade 関数は、特定バージョンの Arcade でリリースされています。 このため、該当する関数を使用した属性ルールが追加された場合、どの ArcGIS クライアントのリリースがデータセットにアクセスできるかについて、影響が出ます。 詳細については、ArcGIS Arcade の「バージョン マトリックス」および「リリース ノート」をご参照ください。
属性ルールを持つデータセットの互換性と ArcGIS クライアントのリリースは、[属性ルール] ビューの設定で [リリース] 列を有効にすると確認できます。
スクリプト式の表示
データセットのスクリプト式は、[属性ルール] ビューで設定および表示できます。
スクリプト式が FeatureSetByName などの Arcade 関数を使用してデータセット名を参照する場合、データセット名は GUID として属性ルールに格納されます。 これは、データセットを属性ルールと共有後、レイヤーの属性ルールのスクリプト式の表示に影響を与えます。 参照するデータセット名は、同じサービスに参照するデータセットが含まれているかどうかに応じて、異なる名前が表示されます。
同じサービスに参照されるデータセットがない場合は GUID が表示されます。
同じサービスに参照されるデータセットがある場合は、レイヤーの ID と名前が表示されます。
参照データセット名をワークスペースと同じように表示するには、データベース接続から [属性ルール] ビューを開きます。