データ整合チェックに使用される用語

データ チェック

データ チェックは、その構成に基づいて 1 つまたは複数のフィーチャに対して、特定の条件の整合チェックを自動的に実行します。チェックは、フィーチャの品質のさまざまな側面 (空間精度、主題正確度、完全性、および論理一貫性を含む) を評価します。

データの制約

編集ワークフローで規定された品質要件を満たさないフィーチャ、属性およびリレーションシップを検出する自動化された方法です。この方法には、属性 (制約) ルール ワークフローに実装されている Data Reviewer の自動チェック、ドメイン/サブタイプ、および条件値が含まれます。

データの品質管理

データの品質管理は、プロセスを標準化しワークフローの効率性を高めることで、製品を正常に提供することを支援するツールを提供します。

データの整合チェック

形式的手法を用いてデータベース内の規定された品質要件を満たさない既存フィーチャ、属性、およびリレーションシップを検出するプロセスです。この方法には、Data Reviewer の自動チェック、視覚的なレビューを支援する半自動機能 ([フィーチャの参照] ツール他) などが用意されています。

エラー結果とそのライフ サイクル

エラー結果とそのライフ サイクルは、品質保証 (QA) と品質管理 (QC) プロセス内でのエラー結果の状態を記述します。エラー結果のライフ サイクルには、レビュー、修正、および確認という 3 つのサイクルがあります。ステータス情報は、レコードがどのようにレビュー、修正、または確認されたかに関する更新情報を提供します。この情報には、誰がいつエラーを新しいサイクルに変更したかも含まれています。

エラー結果

データ内のフィーチャまたはテーブル行の精度または正確さの偏差を識別する、フィーチャまたは行のレコードです。このレコードには、データ ソースを識別する情報、エラーの状況と重要度、およびライフ サイクルとステータスの情報が含まれています。エラー結果は、データ チェックまたは調査ツールを使用して作成され、レビューアー ワークスペース スキーマまたはジオデータベース システム テーブル (属性ルール) を使用して、ジオデータベースに保存されます。

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー バッチ ジョブは、構成済み ArcGIS Data Reviewer データ チェックのコンテナーです。レビューアー バッチ ジョブには、空間リレーションシップ、属性の完全性、およびフィーチャの完全なメタデータ コンテンツを検証するチェックが含まれます。バッチ ジョブは、ArcMap で作成され、プロジェクトに追加できる *.rbj ファイルに格納されます。[レビューアー バッチ ジョブの実行 (Execute Reviewer Batch Job)] ジオプロセシング ツールを使用して、データを整合チェックするバッチ ジョブを使用できます。

レビューアー ルール

レビューアー ルールは、フィーチャの品質の各側面を整合する事前構成済みのチェックです。レビューアー ルールには、空間リレーションシップ、属性の完全性、およびフィーチャの整合性を検証するチェックが含まれます。レビューアー ルールは、ArcGIS Pro を使用して作成され、整合チェックされるフィーチャを含むマップまたはジオデータベースに保存できます。

レビューアー セッション

セッションは、自動整合チェックや目視検査で検出したエラー結果を整理します。セッションは、整合チェックおよび品質管理の一連のトランザクションを定義します。このトランザクションは、データ チェックまたは手動によるレビューによって実行されます。セッションは、レビューアー ワークスペースに格納される、データ修正タスクを容易にするための ArcGIS Pro プロジェクト内のアイテムです。セッションは、[レビューアー セッションの作成 (Create Reviewer Session)] および [レビューアー セッションの削除 (Delete Reviewer Session)] ジオプロセシング ツールを使用して、作成および削除されます。

レビューアー ワークスペース

レビューアー ワークスペースは、データ整合チェック プロセスで Data Reviewer を使用して作成されたエラー結果を格納するのに必要なテーブルおよびフィーチャクラスを含むジオデータベースです。「Data Reviewer の有効化」ジオプロセシング ツールを使用して、ジオデータベースにエラー結果を保存できるようにすることができます。

サンプリング結果

抽出母集団のメンバーとして選択されたフィーチャまたはテーブル行です。Data Reviewer では、サンプリング チェックを使用して、フィーチャのサンプリングが実装されます。