[属性] ウィンドウ の [属性] タブでは、アノテーション フィーチャのテキスト文字列を編集して、関連付けられたシンボルによって定義される表示プロパティをオーバーライドできます。フォント名やテキスト サイズなどの表示プロパティを定義するフィールド値を編集すると、アクティブなマップ内でテキストの外観が動的に更新されます。
書式設定タグを追加したりテキスト シンボルを編集する手順については、「アノテーション フィーチャの書式設定」をご参照ください。
プロパティをオーバーライドすると、[オーバーライド] 読み取り専用属性が変化します。Override フィールドの値が 0 よりも大きい場合、アノテーション フィーチャは基本的な表示にテキスト シンボルを使用し、さらにそのシンボルに上書きされたプロパティを適用します。
詳細については、「アノテーション フィーチャクラス プロパティの管理」をご参照ください。
シンボルによって定義されていないプロパティを編集する場合、アノテーション フィーチャはシンボルを参照しないで、すべてのプロパティがフィーチャとともに保存されます。この場合、シンボル ID の値は -1 に変化し、Override フィールドの値は 0 に設定されます。すべてのテキスト プロパティは上書きされたと見なされます。
注意:
プロパティを編集して表示プロパティをインラインに格納すると、格納要件が厳しくなり、アノテーション レイヤーの表示と検索のパフォーマンスが低下する可能性があります。
注意:
ArcMap を使用して作成されたアノテーションは、表示と検索は可能ですが、編集できません。ArcMap のアノテーションを編集するには、フィーチャクラスをアップグレードします。詳細については、「データセットのアップグレード」をご参照ください。
テキストおよびシンボル属性の編集
マップに表示されるテキストを変更するには、TextString フィールドを編集します。フィーチャリンク アノテーションのテキスト文字列を編集するときは、ソース フィーチャの属性フィールドを編集することがベスト プラクティスになります。ソース フィーチャの属性を変更すると、フィーチャリンクのテキスト文字列フィールドが上書きされます。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
[属性] ウィンドウが表示されます。
- [選択] をクリックして、アノテーション フィーチャを選択します。
選択リストがウィンドウに表示されます。
- [属性] タブをクリックします。
- 選択リストを展開して、編集するフィーチャをクリックします。
- 複数のフィーチャに共通するフィールドを編集するには、Ctrl キーを押したまま、リスト内のアイテムをクリックします。
- フィールドをクリックして値を編集します。
アノテーション フィーチャクラスがテキスト シンボルとの接続を常に維持するように構成されている場合、次のような属性を編集できます。
TextString - フィーチャのテキスト文字列
FontName - フォントの名前 (Arial など)
FontStyle - フォント スタイルの名前 (Regular など)
FontSize - フォントのサイズ
Underline - テキストが下線付きかどうか (true または false) の指定
VerticalAlignment - テキストの垂直方向の配置 (top、center、baseline、または bottom)
HorizontalAlignment - テキストの水平方向の配置 (left、right、center、または full)
XOffset - テキスト位置の左右へのシフト
YOffset - テキスト位置の上下へのシフト
Angle - テキストの回転角度
FontLeading - 行間隔の調整
WordSpacing - ワード間隔の調整
CharacterWidth - 文字幅の調整
CharacterSpacing - 文字間隔の調整
FlipAngle - ポイントを中心に回転するテキストを反転させる角度の調整
- Enter キーを押して変更内容を適用するか、別のフィールドをクリックします。
- [自動的に適用] がオンになっていない場合は、[適用] ボタンをクリックします。
フィールドの色コード
特定の機能を実行するフィールドは、色でハイライト表示されます。 次の表に、色コードの説明を示します。
フィールドの色 | 説明 |
---|---|
オレンジ | サブタイプ フィールド |
紫 | レイヤーのシンボル化 |
黄 | フィールドの [ハイライト] プロパティが、属性テーブルの [フィールド] ビューで有効になります。 |