スケーラブル ベクター グラフィックスのサポート

スケーラブル ベクター グラフィックス (SVG) は、2D グラフィックスのベクター画像フォーマットです。SVG 仕様は、1999 年以来 World Wide Web Consortium によって維持されてきました。

SVG 画像 (*.svg ファイル) は、XML テキスト ファイルで、固定された形状のセットとして定義されます。これに対して、JPEG (Joint Photographic Experts Group) (*.jpeg ファイル) や PNG (Portable Network Graphics) (.png ファイル) などの他の一般的なラスター画像フォーマットは、固定されたピクセルのセットで構成されます。SVG 画像を使用するメリットは、拡大/縮小時に形状の完全性が維持されることです。JPEG または PNG を拡大/縮小すると、ピクセルが露わになるため、変形につながる可能性があります。

SVG ファイルを、シンボル内のマーカー シンボル レイヤーとしてインポートすることができ、SVG ファイルをレイアウトに直接インポートすることができます。

SVG Tiny は、もともとモバイル デバイス向けに設計された SVG のプロファイルです。ArcGIS Pro は、 SVG Tiny 1.2 仕様の大部分をサポートします。SVG Tiny 1.2 の詳細については、「スケーラブル ベクター グラフィックス (SVG) Tiny 1.2 の仕様」をご参照ください。

サポートされる SVG エレメント

  • ペイント属性、不透明度属性、およびその他のスタイル属性とプレゼンテーション属性
  • 形状。すべての形状は、ペイント属性、不透明度属性、およびスタイル属性、ならびに座標変換およびクリッピングをサポートしています。
  • テキスト。ArcGIS Pro は、 Windows のフォント フォルダーおよび ArcGIS Pro のリソース フォルダーのみにアクセスします。SVG ファイルが、これらのどちらのフォルダー内のフォントにも一致しないフォント ファミリー名またはフォント スタイル名を参照している場合、そのフォントはデフォルト フォントに戻ります。
  • クリップ パス
  • グラデーションの制限付きサポート
  • パターンの制限付きサポート

サポートされない SVG エレメント

  • アニメーション
  • カラー プロファイル
  • 条件付き処理
  • 拡張性
  • フィルター
  • ハイパーリンク
  • 対話性
  • マスク
  • スクリプト
  • ビュー

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