可視領域の特定

ファンクション サーフェスを解析して、特定の観測点から見える領域を特定することができます。

可視領域とは

可視領域の計算では、入力ラスターが読み込まれ、少なくとも 1 つの観測点または観測線から見えるセルを特定します。出力ラスターの各セルに、そのセルが見える観測点の数を示す値が割り当てられます。観測点が 1 つのみの場合は、その観測点から見える各セルに値 1 が割り当てられます。観測点から見えないセルには、値 0 が割り当てられます。

可視領域を計算する目的

可視領域は、オブジェクトがどのように見えるかを知りたいときに便利です。たとえば、埋め立て地をこの位置に設置したときに、地形のどの位置から見えるか、この道路からの景色はどうか、またはこれは通信塔として適切な位置か、などです。

次に例を示します。この図では明暗が標高を表し、明るいほど高く、暗いほど低いことを意味します。緑色の三角形が観測点です。緑のセルが観測点から見えます。赤のセルは見えません。

標高グリッド
標高グリッドの可視領域解析

標高および可視領域機能からの出力の下に陰影起伏を表示することにより、地形の現実的な印象を再現し、観測点から見ることのできる位置を明確に示すことができます。

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