インターセクト 3D (Intersect 3D) (3D Analyst)

サマリー

マルチパッチ フィーチャの交差を計算し、重複する体積部分のクローズド マルチパッチ、共通しているサーフェス エリアのオープン マルチパッチ、または交差しているエッジのラインを生成します。

図

使用法

• この解析に使用するデータは慎重に決定する必要があります。高度に詳細なフィーチャは極めて複雑なジオメトリを生成する場合があり、頂点の合計数と方向が原因で表示パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

• 入力を 1 つ指定すると、そのマルチパッチ データセットのフィーチャの交差部分が評価されますが、2 つ指定すると、両方のデータセットのフィーチャの交差部分が特定され、1 つの入力のみで検出された交差部分は無視されます。

  注意:

  2 つの入力フィーチャを使用する場合、両方のフィーチャの属性が出力で結合されます。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力マルチパッチ フィーチャ	交差するマルチパッチ フィーチャ。入力フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスを 1 つだけ指定した場合は、それに含まれるフィーチャの交差が出力に示されます。	Feature Layer
出力フィーチャクラス	生成されるフィーチャクラス。	Feature Class
入力マルチパッチ フィーチャ (オプション)	1 番目のマルチパッチ フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスとの交差が計算される、オプションの 2 番目のマルチパッチ フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラス。	Feature Layer
出力ジオメトリ タイプ (オプション)	ジオメトリが作成した交差のタイプを決定します。 ソリッド—入力フィーチャ同士が重なる部分の体積を表すクローズド マルチパッチを作成します。これがデフォルトです。 サーフェス—入力フィーチャ間の共有面を表すマルチパッチのサーフェスを作成します。 ライン— 入力フィーチャ間の共有エッジを表すラインを作成します。	String

Python

arcpy.ddd.Intersect3D(in_feature_class_1, out_feature_class, {in_feature_class_2}, {output_geometry_type})

名前	説明	データ タイプ
in_feature_class_1	交差するマルチパッチ フィーチャ。入力フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスを 1 つだけ指定した場合は、それに含まれるフィーチャの交差が出力に示されます。	Feature Layer
out_feature_class	生成されるフィーチャクラス。	Feature Class
in_feature_class_2 (オプション)	1 番目のマルチパッチ フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスとの交差が計算される、オプションの 2 番目のマルチパッチ フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラス。	Feature Layer
output_geometry_type (オプション)	ジオメトリが作成した交差のタイプを決定します。 SOLID—入力フィーチャ同士が重なる部分の体積を表すクローズド マルチパッチを作成します。これがデフォルトです。 SURFACE—入力フィーチャ間の共有面を表すマルチパッチのサーフェスを作成します。 LINE— 入力フィーチャ間の共有エッジを表すラインを作成します。	String

コードのサンプル

Intersect3D (インターセクト 3D) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
from arcpy import env

env.workspace = 'C:/data'
arcpy.Intersect3D_3d('inMultipatch1.shp', 'outMultipatch.shp', 
                    'inMultipatch2.shp')

Intersect3D (インターセクト 3D) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''****************************************************************************
Name: Intersect3D Example
Description: This script demonstrates how to use the
             Intersect3D tool
****************************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = 'C:/data'

# Set Local Variables
inMP1 = 'Boston_MP_Small.shp'
inMP2 = 'Boston_MP.shp'

# Ensure output has a unique name
outMP = arcpy.CreateUniqueName('Intersect.shp')

# Execute Intersect 3D
arcpy.Intersect3D_3d(inMP1, outMP, inMP2)

環境

現在のワークスペース, 範囲, 出力座標系, 地理座標系変換, 出力データのコンフィグレーション キーワード, 自動コミット, 出力データの XY ドメイン, 出力データの Z ドメイン

特殊なケース

ライセンス情報

• Basic: 次のものが必要 3D Analyst
• Standard: 次のものが必要 3D Analyst
• Advanced: 次のものが必要 3D Analyst