共有エッジのスムージング (Smooth Shared Edges) (カートグラフィ)

サマリー

他のフィーチャと共有しているエッジとのトポロジ関係を維持しながら、入力フィーチャのエッジをスムージングします。

図

入力 1 と入力 2 はすべてのエッジでスムージングされます。共有エッジ ポリゴンおよび共有エッジ ラインは、入力 1 と入力 2 で共有されているエッジに沿ってのみスムージングされます。

使用法

• このツールを実行すると、[入力フィーチャ] パラメーターと [共有エッジ フィーチャ] パラメーターが変更されます。新規の出力フィーチャクラスは生成されません。

• スムージングは、すべての [入力フィーチャ] エッジに適用され、[共有エッジ フィーチャ] エッジの場合は、[入力フィーチャ] エッジとエッジを共有しているものにだけ適用されます。1 つ以上の [入力フィーチャ] エッジとエッジを共有していない [共有エッジ フィーチャ] エッジはスムージングされません。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力フィーチャ	スムージングの対象となるラインまたはポリゴン。	Feature Layer
スムージング アルゴリズム	スムージング アルゴリズムを指定します。 PEAK (Polynomial Approximation with Exponential Kernel)— スムージング後のポリゴンが入力ポリゴンの頂点を通らないように計算します。Polynomial Approximation with Exponential Kernel の略です。これがデフォルト設定。 ベジェ内挿—頂点と頂点の間にベジェ曲線を適合させます。スムージング後のポリゴンは、入力ポリゴンの頂点を通ります。このアルゴリズムは許容値を必要としません。近似のベジェ曲線が出力されます。	String
スムージングの許容値	スムージングの度合いを決定します。単位を指定できます。単位を指定しないと、入力の単位が使用されます。このパラメーターは PAEK アルゴリズムにのみ使用されます。このパラメーターは、ベジェ内挿が選択されている場合には、ツールのダイアログ ボックスに表示されません。スクリプトでは、値 0 を指定する必要があります。	Linear Unit
共有エッジ フィーチャ (オプション)	入力フィーチャと共有しているエッジに沿ってスムージングされるラインまたはポリゴン フィーチャ。それ以外のエッジはスムージングされません。	Feature Layer
入力バリア レイヤー (オプション)	スムージングでバリアの役割を果たすポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャ。スムージング後のフィーチャはバリア フィーチャに接することも、バリア フィーチャを横切ることもありません。	Feature Layer

派生した出力

ラベル	説明	データ タイプ
出力フィーチャクラス	スムージング後の入力フィーチャ。	フィーチャ レイヤー
出力フィーチャクラス	共有エッジ フィーチャ。	フィーチャ レイヤー

Python

arcpy.cartography.SmoothSharedEdges(in_features, algorithm, tolerance, {shared_edge_features}, {in_barriers})

名前	説明	データ タイプ
in_features [in_features,...]	スムージングの対象となるラインまたはポリゴン。	Feature Layer
algorithm	スムージング アルゴリズムを指定します。 PAEK— スムージング後のポリゴンが入力ポリゴンの頂点を通らないように計算します。Polynomial Approximation with Exponential Kernel の略です。これがデフォルト設定。 BEZIER_INTERPOLATION—頂点と頂点の間にベジェ曲線を適合させます。スムージング後のポリゴンは、入力ポリゴンの頂点を通ります。このアルゴリズムは許容値を必要としません。近似のベジェ曲線が出力されます。	String
tolerance	スムージングの度合いを決定します。単位を指定できます。単位を指定しないと、入力の単位が使用されます。このパラメーターは PAEK アルゴリズムにのみ使用されます。このパラメーターは、ベジェ内挿が選択されている場合には、ツールのダイアログ ボックスに表示されません。スクリプトでは、値 0 を指定する必要があります。	Linear Unit
shared_edge_features [shared_edge_features,...] (オプション)	入力フィーチャと共有しているエッジに沿ってスムージングされるラインまたはポリゴン フィーチャ。それ以外のエッジはスムージングされません。	Feature Layer
in_barriers [in_barriers,...] (オプション)	スムージングでバリアの役割を果たすポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャ。スムージング後のフィーチャはバリア フィーチャに接することも、バリア フィーチャを横切ることもありません。	Feature Layer

派生した出力

名前	説明	データ タイプ
out_feature_class	スムージング後の入力フィーチャ。	フィーチャ レイヤー
out_shared_edge_feature_class	共有エッジ フィーチャ。	フィーチャ レイヤー

コードのサンプル

SmoothSharedEdges (共有エッジのスムージング) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、SmoothSharedEdges ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/LandUse.gdb"
arcpy.SmoothSharedEdges_cartography
arcpy.SmoothSharedEdges_cartography("Water;Parks;", "PAEK", "10 Meters", 
                                    "Commercial;Highways;Buildings")

SmoothSharedEdges (共有エッジのスムージング) の例 (スタンドアロン スクリプト)

このスタンドアロン スクリプトは、SmoothSharedEdges (ベクター タイル パッケージの作成) ツールの使用例を示しています。

# Name: SmoothSharedEdges_standalone_script.py
# Description: Smoothes input features while maintaining topological 
#              relationships along shared edges. For features included as 
#              shared_edge_features (4th argument of 
#              SmoothSharedEdges_cartography()) only the edges that are shared 
#              with in_features (1st argument) are smoothed. 

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data/LandUse.gdb"

# Set local variables
in_features = "Water;Parks"
algorithm = "PAEK"
tolerance = "10 Meters"
shared_edge_features = "Commercial;Highways;Buildings"
barriers = None

# Execute Smooth Shared Edges
arcpy.SmoothSharedEdges_cartography(in_features, algorithm, tolerance, 
                                    shared_edge_features, barriers)

環境

カートグラフィ パーティション

特殊なケース

ライセンス情報

• Basic: No
• Standard: Yes
• Advanced: Yes