テーブル → SAS (Table To SAS) (変換)

サマリー

テーブルを SAS データセットに変換します。

使用法

• このツールは、ローカル コンピューターにインストールされている SAS Desktop への接続または SAS Cloud Analytic Services (CAS) への接続に対応しています。 CAS を使用している場合は、変換中にレコードの順序が変更されることがあります。

• libref.tablename の形式で SAS データセットを指定します。ここで、libref は SAS または CAS ライブラリの名前を表し、tablename は SAS データセットの名前を表します。 たとえば、SASUSER.MYTABLE は、SASUSER ライブラリに格納されている MYTABLE という SAS データセットを表しています。

• SAS ライブラリ、データセット名、および列名では、大文字と小文字が区別されません。 たとえば、SASUSER.MYTABLE は sasuser.mytable および SASUser.MyTable と同じであると見なされます。

• 変換できるレコードの数は、コンピューターのメモリの空き容量によって異なります。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力テーブル	入力テーブル。	String
出力 SAS データセット (libref.tablename)	出力 SAS データセット。 libref.table の形式でデータセットを指定します。ここで、libref は SAS ライブラリの名前を表し、table は SAS テーブルの名前を表します。	Table
SAS データセットの置換 (オプション)	出力で既存の SAS データセットを上書きするかどうかを指定します。 オン - 出力 SAS データセットを上書きします。 オフ - 出力 SAS データセットを上書きしません。 これがデフォルトです。	Boolean
ドメインとサブタイプの説明を使用 (オプション)	ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めるかどうかを指定します。 オン - ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めます。 オフ - ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めません。 これがデフォルトです。	Boolean
SAS データセットを SAS Cloud Analytic Services (CAS) にアップロード (オプション)	出力 SAS データセットを CAS にアップロードするか、ローカル SAS ライブラリに保存するかを指定します。 オン - 出力 SAS データセットを CAS にアップロードします。 オフ - 出力 SAS データセットをローカル SAS ライブラリに保存します。 これがデフォルトです。	Boolean
CAS ホスト名 URL (オプション)	CAS ホストの URL。	String
ポート (オプション)	CAS 接続のポート。	Long
CAS ユーザー名 (オプション)	CAS 接続のユーザー名。	String
パスワード (オプション)	CAS 接続のパスワード。 ツールの実行後にパスワードは非表示になるため、アクセスすることができません。	String Hidden

Python

arcpy.conversion.TableToSAS(in_table, out_sas_dataset, {replace_sas_dataset}, {use_domain_and_subtype_description}, {use_cas_connection}, {hostname}, {port}, {username}, {password})

名前	説明	データ タイプ
in_table	入力テーブル。	String
out_sas_dataset	出力 SAS データセット。 libref.table の形式でデータセットを指定します。ここで、libref は SAS ライブラリの名前を表し、table は SAS テーブルの名前を表します。	Table
replace_sas_dataset (オプション)	出力で既存の SAS データセットを上書きするかどうかを指定します。 OVERWRITE—出力 SAS データセットを上書きします。 NO_OVERWRITE—出力 SAS データセットを上書きしません。 これがデフォルトです。	Boolean
use_domain_and_subtype_description (オプション)	ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めるかどうかを指定します。 USE_DOMAIN—ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めます。 NO_DOMAIN—ドメインとサブタイプの説明を出力 SAS データセットに含めません。 これがデフォルトです。	Boolean
use_cas_connection (オプション)	出力 SAS データセットを CAS にアップロードするか、ローカル SAS ライブラリに保存するかを指定します。 USE_CAS—出力 SAS データセットを CAS にアップロードします。 LOCAL_SAS—出力 SAS データセットをローカル SAS ライブラリに保存します。 これがデフォルトです。	Boolean
hostname (オプション)	CAS ホストの URL。	String
port (オプション)	CAS 接続のポート。	Long
username (オプション)	CAS 接続のユーザー名。	String
password (オプション)	CAS 接続のパスワード。 ツールの実行後にパスワードは非表示になるため、アクセスすることができません。	String Hidden

コードのサンプル

TableToSAS (テーブル → SAS) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、ローカル SAS インストールで TableToSAS 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.conversion.TableToSAS("MyData", "sasuser.MySASData", "OVERWRITE",
                 "USE_DOMAIN", "LOCAL_SAS")

TableToSAS (テーブル → SAS) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、CAS への接続を使用して TableToSAS 関数を使用する方法を示しています。

# Import system modules
import arcpy
import getpass

# Provide tool parameters
in_table = "MyData"
out_SASDS = "casuser.MySASData"
replace_output = "OVERWRITE"
field_domains = "USE_DOMAIN"
connection = "USE_CAS"
hosturl = https://XXX.vdp.sas.com/XXX-XXXXX-default-http/ 
port = 100
username = "CAS_user"

# Provide password securely
password = getpass.getpass()

try:
    # Set the workspace and run the tool.
    arcpy.env.workspace = r"C:\\TableToSAS\\MyData.gdb"
    arcpy.conversion.TableToSAS(in_table, out_SASDS, replace_output, field_domains,
                     connection, hosturl, port, username, password)

except arcpy.ExecuteError:
    # If an error occurred when running the tool, print the error message.
    print(arcpy.GetMessages())

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

• Basic: Yes
• Standard: Yes
• Advanced: Yes