時空間の一致の検出 (Find Space Time Matches) (犯罪分析と安全)

サマリー

近接性、時間範囲、またはその両方に基づき、2 つのフィーチャクラスの間で一致を特定します。

使用法

  • 出力フィーチャクラスには、一致基準を満たす入力フィーチャクラスのすべてのフィーチャが含まれます。いずれかの入力フィーチャクラスの単一のフィーチャが、複数の他のフィーチャと一致することがあります。その場合、フィーチャは必要な数だけ出力にコピーされ、フィーチャを個々に一致させる必要があります。

  • どの入力フィーチャにも一致がなければ、空の出力フィーチャクラスが作成されます。

  • 入力フィーチャとフィールドは、出力フィーチャクラスに継承されます。

  • [出力一致タイプ] パラメーターで [時空間] または [時間のみ] が指定されている場合、入力フィーチャクラスには日付フィールドが含まれる必要があります。

  • 次のフィールドが出力に追加されます。

    • MATCHID - 出力フィーチャクラスの関係を定義する ID 値。このフィールドは、出力フィーチャクラス間で 1 対 1 の関係を作成するために使用されます。
    • MATCHTYPE - 入力フィーチャ間の一致基準のタイプを示すために、各フィーチャに割り当てられる値。
      • B - 両方の入力フィーチャが同じ時間範囲内に互いに近接していることを意味します。たとえば、Phone 2 の通話が、Phone 1 の通話の 1000 フィート以内および 30 分以内に発生しているなどです。これが [時空間] 一致タイプです。
      • S - 両方の入力フィーチャが互いに近接していることを意味します。たとえば、Phone 2 の通話が Phone 1 の 1000 フィート以内で発生したが、30 分の時間範囲ではない場合などです。これは [空間のみ] 一致タイプです。
      • T - 両方の入力フィーチャが同じ時間範囲内にあることを意味します。たとえば、Phone 2 の通話が Pnone 1 の通話の 30 分以内に発生したが、1000 フィート以内ではない場合などです。これは [時間のみ] 一致タイプです。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力プライマリ フィーチャ

プライマリ入力フィーチャクラス。

Feature Layer
入力比較フィーチャ

比較入力フィーチャクラス。

Feature Layer
出力一致プライマリ フィーチャ

出力一致タイプが発生した入力プライマリ フィーチャのフィーチャを含む、出力フィーチャクラス。

Feature Class
出力一致比較フィーチャ

出力一致タイプが発生した入力比較フィーチャのフィーチャを含む、出力フィーチャクラス。

Feature Class
出力一致タイプ

比較する一致のタイプを指定します。

  • 空間と時間時空間検索半径で定義された時間範囲と近接性の両方に基づく一致が比較されます (25 メートルと 10 分など)。
  • 空間のみ空間検索半径で定義された近接性のみに基づく一致が比較されます (25 メートルなど)。
  • 時間のみ時間検索半径で定義された時間範囲のみに基づく一致が比較されます (10 分など)。
String
検索範囲
(オプション)

入力フィーチャクラス間の検索に使用される半径。

Linear Unit
時間の検索半径
(オプション)

入力フィーチャクラス間の検索に使用される時間範囲。

Time Unit
プライマリ フィーチャの開始日フィールド
(オプション)

入力プライマリ フィーチャのプライマリ開始日時フィールド。

Field
比較フィーチャの開始日フィールド
(オプション)

入力比較フィーチャの比較開始日時フィールド。

Field
プライマリ フィーチャの終了日フィールド
(オプション)

入力プライマリ フィーチャのプライマリ終了日時フィールド。指定すると、開始日と終了日、および時間の検索半径で定義された時間範囲が、比較フィーチャの検索に使用されます。時間の検索半径を 0 に設定すると、フィーチャの時間範囲が定義した時間のみを比較します。

Field
比較フィーチャの終了日フィールド
(オプション)

入力比較フィーチャの比較終了日時フィールド。指定すると、開始日と終了日、および空間の検索半径で指定した時間範囲が、プライマリ フィーチャとの関係を評価するために使用されます。時間の検索半径を 0 に設定すると、フィーチャの時間範囲が定義した時間のみを比較します。

Field

arcpy.ca.FindSpaceTimeMatches(in_primary_features, in_comparison_features, out_primary_feature_class, out_comparison_feature_class, match_types, {search_radius}, {temporal_search_radius}, {primary_start_date_field}, {comparison_start_date_field}, {primary_end_date_field}, {comparison_end_date_field})
名前説明データ タイプ
in_primary_features

プライマリ入力フィーチャクラス。

Feature Layer
in_comparison_features

比較入力フィーチャクラス。

Feature Layer
out_primary_feature_class

出力一致タイプが発生した入力プライマリ フィーチャのフィーチャを含む、出力フィーチャクラス。

Feature Class
out_comparison_feature_class

出力一致タイプが発生した入力比較フィーチャのフィーチャを含む、出力フィーチャクラス。

Feature Class
match_types
[match_types,...]

比較する一致のタイプを指定します。

  • SPACE_AND_TIME時空間検索半径で定義された時間範囲と近接性の両方に基づく一致が比較されます (25 メートルと 10 分など)。
  • SPACE_ONLY空間検索半径で定義された近接性のみに基づく一致が比較されます (25 メートルなど)。
  • TIME_ONLY時間検索半径で定義された時間範囲のみに基づく一致が比較されます (10 分など)。
String
search_radius
(オプション)

入力フィーチャクラス間の検索に使用される半径。

Linear Unit
temporal_search_radius
(オプション)

入力フィーチャクラス間の検索に使用される時間範囲。

Time Unit
primary_start_date_field
(オプション)

入力プライマリ フィーチャのプライマリ開始日時フィールド。

Field
comparison_start_date_field
(オプション)

入力比較フィーチャの比較開始日時フィールド。

Field
primary_end_date_field
(オプション)

入力プライマリ フィーチャのプライマリ終了日時フィールド。指定すると、開始日と終了日、および時間の検索半径で定義された時間範囲が、比較フィーチャの検索に使用されます。時間の検索半径を 0 に設定すると、フィーチャの時間範囲が定義した時間のみを比較します。

Field
comparison_end_date_field
(オプション)

入力比較フィーチャの比較終了日時フィールド。指定すると、開始日と終了日、および空間の検索半径で指定した時間範囲が、プライマリ フィーチャとの関係を評価するために使用されます。時間の検索半径を 0 に設定すると、フィーチャの時間範囲が定義した時間のみを比較します。

Field

コードのサンプル

FindSpaceTimeMatches (時空間の一致の検出) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトは、イミディエイト モードで FindSpaceTimeMatches 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/data/city_pd.gdb"
arcpy.ca.FindSpaceTimeMatches("CDR_Phone_1_Sites",
                            "CDR_Phone_2_Sites",
                            "CDR_Phone_1_Sites_Matches",
                            "CDR_Phone_2_Sites_Matches",
                            "SPACE_AND_TIME",
                            "1000 Meters",
                            "30 Minutes",
                            "starttime",
                            "starttime",
                            "endtime",
                            "endtime")
FindSpaceTimeMatches (時空間の一致の検出) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトは、スタンドアロン スクリプトで FindSpaceTimeMatches 関数を使用する方法を示しています。

# Description: Use the FindSpaceTimeMatches function to create two feature 
#              classes with matches based on proximity, time extent, or both 
#              proximity and time extent.
# Import required modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = r"C:\data\city_pd.gdb"
# Set local variables
in_primary_features = "CDR_Phone_1_Sites"
in_comparison_features = "CDR_Phone_2_Sites"
out_primary_feature_class = "CDR_Phone_1_Sites_Matches"
out_comparison_feature_class = "CDR_Phone_2_Sites_Matches"
match_types = ["SPACE_AND_TIME","SPACE_ONLY","TIME_ONLY"]
search_radius = "1000 Meters"
temporal_search_radius = "30 Minutes"
primary_start_date_field = "starttime"
comparison_start_date_field = "starttime"
primary_end_date_field = "endtime"
comparison_end_date_field = "endtime"
# Execute the FindSpaceTimeMatches tool
arcpy.ca.FindSpaceTimeMatches(in_primary_features,
                              in_comparison_features,
                              out_primary_feature_class,
                              out_comparison_feature_class,
                              match_types,
                              search_radius,
                              temporal_search_radius,
                              primary_start_date_field ,
                              comparison_start_date_field,
                              primary_end_date_field,
                              comparison_end_date_field)

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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