フィールドへのデフォルト値の割り当て (Assign Default To Field) (データ管理)

サマリー

特定のフィールドのデフォルト値を作成します。テーブルまたはフィーチャクラスに新しい行が追加されるたびに、指定したフィールドがこのデフォルト値に設定されます。

使用法

  • 設定されるデフォルト値は、[フィールド名] パラメーターで選択されたフィールド タイプに依存します。LONG (long integer) タイプのフィールドを選択した場合、デフォルト値は LONG タイプでなければなりません。

  • デフォルト値へのサブタイプの追加は任意です。サブタイプを追加する場合は、フィーチャクラスまたはテーブルにサブタイプ フィールドが必要になります。サブタイプ フィールドは、[サブタイプ フィールドの設定 (Set Subtype Field)] ツールを使用して設定することができます。

  • また、サブタイプ ビューでサブタイプを表示したり管理することもできます。サブタイプ ビューは、[データ] リボンの [設計] セクションにある [サブタイプ] ボタンをクリックするか、[フィールド ビュー] リボンの [サブタイプ] ボタンをクリックして開くことができます。

  • このツールは、フィールドまたはサブタイプのデフォルト値のクリアにも使用できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テーブル

フィールドの 1 つにデフォルト値を追加する対象となる入力のテーブルまたはフィーチャクラス

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
フィールド名

テーブルまたはフィーチャクラスに新しい行が追加されるたびに、追加されたデフォルト値を格納するフィールド

Field
デフォルト値
(オプション)

新しいテーブルまたはフィーチャクラスのそれぞれに追加されるデフォルト値。入力する値は、このフィールドのデータ タイプと一致する必要があります。選択したフィールドにコード値ドメインが割り当てられている場合、コード値ドメインの値がパラメーター値のリストに含まれます。

String
サブタイプ
(オプション)

デフォルト値に追加できるサブタイプ

String
値の削除
(オプション)

フィールドまたはサブタイプのいずれかのデフォルト値をクリアするかどうかを指定します。フィールドのデフォルト値をクリアするには、[デフォルト値] パラメーターが空である必要があります。サブタイプのデフォルト値をクリアするには、[デフォルト値] パラメーターを空のままにし、クリア対象のサブタイプを指定します。

  • オン - デフォルト値はクリアされます (NULL に設定)。デフォルト値パラメーターが空である必要があります。
  • オフ - デフォルト値はクリアされません。これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力テーブル

更新された入力テーブル。

テーブル ビュー; ラスター レイヤー; モザイク レイヤー

arcpy.management.AssignDefaultToField(in_table, field_name, {default_value}, {subtype_code}, {clear_value})
名前説明データ タイプ
in_table

フィールドの 1 つにデフォルト値を追加する対象となる入力のテーブルまたはフィーチャクラス

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
field_name

テーブルまたはフィーチャクラスに新しい行が追加されるたびに、追加されたデフォルト値を格納するフィールド

Field
default_value
(オプション)

新しいテーブルまたはフィーチャクラスのそれぞれに追加されるデフォルト値。入力する値は、このフィールドのデータ タイプと一致する必要があります。

String
subtype_code
[subtype_code,...]
(オプション)

デフォルト値に追加できるサブタイプ

String
clear_value
(オプション)

フィールドまたはサブタイプのいずれかのデフォルト値をクリアするかどうかを指定します。デフォルト値をクリアするには、default_value パラメーターを空の文字列として渡す必要があります。サブタイプのデフォルト値をクリアするには、クリア対象のサブタイプも指定する必要があります。

  • CLEAR_VALUEデフォルト値はクリアされます (NULL に設定)。
  • DO_NOT_CLEARデフォルト値はクリアされません。これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_table

更新された入力テーブル。

テーブル ビュー; ラスター レイヤー; モザイク レイヤー

コードのサンプル

AssignDefaultToField (フィールドへのデフォルト値の割り当て) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで AssignDefaultToField 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/Montgomery.gdb/Landbase"
arcpy.CopyFeatures_management("blocks", "C:/output/output.gdb/blocks")
arcpy.AssignDefaultToField_management("C:/output/output.gdb/blocks", "Res", 1,
                                      ["0: Non-Residental", "1: Residental"])
AssignDefaultToField (フィールドへのデフォルト値の割り当て) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、AssignDefaultToField 関数を使用する方法を示します。

# Name: AssignDefaultToField_Example2.py
# Description: Assign a new default to a field along with subtypes
 
# Import system modules
import arcpy
 
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "c:/data/Montgomery.gdb/Landbase"
 
# Set local variables
inFeatures = "blocks"
outFeatureClass = "c:/output/output.gdb/blocks"
fieldName = "Res"
defaultValue = 1
subTypes = ["0: Non-Residental", "1: Residental"]
 
# Execute CopyFeatures to make new copy of the input
arcpy.CopyFeatures_management(inFeatures, outFeatureClass)
 
# Execute AssignDefaultToField
arcpy.AssignDefaultToField_management(outFeatureClass, fieldName, 
                                      defaultValue, subTypes)

環境

特殊なケース

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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