ディメンションの結合 (環境設定)

ディメンションの結合環境を反映するツールは、入力多次元ラスターのすべてのディメンションを含む多次元ラスターを生成します。

使用上の注意

  • この設定は、複数のラスター入力が存在し、入力が多次元ラスター データセットである場合にのみ適用されます。
  • ディメンションの結合環境がオフのときは、入力多次元ラスター内のディメンションが同じ名前を持つ場合のみ、ジオプロセシング ツールが実行されます。ディメンション名が一致しない場合、ツールは失敗します。
  • この環境がオンの場合、入力多次元ラスターのディメンション名は一致する必要がなく、ツールは、ディメンションが結合された多次元ラスターを生成します。たとえば、[Plus] ツールを使用して、それぞれが temperature という名前の海洋温度変数を持つ 2 つの多次元ラスターを追加できますが、1 つはディメンション Time に沿って計測し、もう 1 つはディメンション Depth に沿って計測するとします。結果は Time および Depth ディメンションを含む多次元ラスターになり、温度変数はディメンションの組み合わせペアごとにまとめて追加されています。

ダイアログの構文

  • オフ - サポートされるツールは、入力多次元ラスターに同じ名前のディメンションがある場合にのみ実行されます。これがデフォルトです。
  • オン - サポートされるツールは、入力多次元ラスターに同じ名前のディメンションがなくても実行され、すべてのディメンションが出力多次元ラスターに含まれます。

スクリプトの構文

arcpy.env.unionDimension = boolean_option

パラメーター説明

boolean_option

入力多次元ラスターからディメンションを結合するかどうかを指定します。デフォルトは、False です。

unionDimension 構文

スクリプトの例

import arcpy
# Set the unionDimension environment to True
arcpy.env.unionDimension = True

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