ブール演算ツールの詳細

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

ブール演算ツールでは、入力したセル値がブール値と見なされます。つまり、0 以外の値は真、値 0 は偽として処理されます。入力ラスターはセルごとに評価されます。

ブール論理演算を実行するためのツールには、論理 AND論理 OR論理 XOR論理 NOT の 4 種類あります。

ブール型論理の条件

Boolean And

両方の値が true の場合、出力は 1 になります。片方または両方の値が false の場合、出力は 0 になります。

Input1 ≠ 0 and Input2 ≠ 0, Output = 1
Input1 ≠ 0 and Input2 = 0, Output = 0
Input1 = 0 and Input2 ≠ 0, Output = 0
Input1 = 0 and Input2 = 0, Output = 0

Boolean Or

片方または両方の値が true の場合、出力は 1 になります。両方の値が false の場合、出力は 0 になります。

Input1 ≠ 0 and Input2 ≠ 0, Output = 1
Input1 ≠ 0 and Input2 = 0, Output = 1
Input1 = 0 and Input2 ≠ 0, Output = 1
Input1 = 0 and Input2 = 0, Output = 0

Boolean XOr

片方の値が true でもう片方の値が false の場合、出力は 1 になります。両方の値が true、または両方の値が false の場合、出力は 0 になります。

Input1 ≠ 0 and Input2 ≠ 0, Output = 0
Input1 ≠ 0 and Input2 = 0, Output = 1
Input1 = 0 and Input2 ≠ 0, Output = 1
Input1 = 0 and Input2 = 0, Output = 0

Boolean Not

他のブール演算ツールと異なり、論理 NOT では入力が 1 つだけです。

入力値が真の場合、出力は 0 (真の補数) になります。入力値が偽の場合、出力は 1 になります。

Input1 ≠ 0, Output = 0
Input1 ≠ 0, Output = 1

NoData の処理

入力セルのいずれかの値が NoData の場合、出力値は NoData になります。

関連トピック


このトピックの内容
  1. ブール型論理の条件
  2. NoData の処理