Ln (Image Analyst)

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

ラスターのセル値に対して底が e の自然対数を計算します。

Ln の図
OutRas = Ln(InRas1)

使用法

  • 入力は、整数タイプまたは浮動小数点タイプです。

    浮動小数点の入力値の結果については、「対数ツールの出力値の例」をご参照ください。

  • 0 または負の入力値は、出力ラスターでは NoData になります。

  • このツールの出力ラスターは入力値の型に関係なく常に浮動小数点型です。

  • 入力がマルチバンド ラスターの場合、出力もマルチバンド ラスターになります。 ツールは、入力の各バンドに対して操作を行います。

  • 自然対数 (Ln) は、最もよく使用されている対数関数です。

  • ArcPy では、入力が多次元ラスターである場合、すべての変数に含まれるすべてのスライスが処理され、出力は多次元ラスターになります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター、または定数値

自然対数 (Ln) を算出する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

ラベル説明データ タイプ
出力ラスター

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が e の (自然) 対数です。

Raster

Ln(in_raster_or_constant)
名前説明データ タイプ
in_raster_or_constant

自然対数 (Ln) を算出する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

名前説明データ タイプ
out_raster

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が e の (自然) 対数です。

Raster

コードのサンプル

Ln の例 1 (Python ウィンドウ)

次の例では、入力ラスター値の自然対数 (底が e) を計算しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.ia import *
env.workspace = "C:/iapyexamples/data"
outLn = Ln("elevation")
outLn.save("C:/iapyexamples/output/outln2")
Ln の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の例では、入力ラスター値の自然対数 (底が e) を計算しています。

# Name: Ln_Ex_02.py
# Description: Calculates natural logarithm (base e) of pixels in a raster
# Requirements: Image Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.ia import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/iapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "elevation"

# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")

# Execute Ln
outLn = Ln(inRaster)

# Save the output 
outLn.save("C:/iapyexamples/output/outln")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst

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