ジョブの作成 (Create Jobs) (Workflow Manager)

サマリー

選択したジョブ タイプのジョブを 1 つ以上作成し、そのジョブをユーザーに割り当てます。 作成されたジョブには優先度を付けることができ、フィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスから対象地域 (AOI) を定義できます。

注意:

ジョブを作成するには、CreateJob 権限が必要です。

レガシー:

このツールは非推奨のツールです。 この機能は、グループの割り当てと対象物を使用してジョブを作成する [ジョブの新規作成 (Create New Jobs)] ツールに置き換えられました。

使用法

  • ジョブは、[ジョブ タイプ] パラメーターで指定されたジョブ タイプ テンプレートで構成されたプロパティを使用して作成されます。 ユーザーの割り当てと優先度の値が指定されていない場合、ジョブ タイプ テンプレートで構成されたデフォルトのプロパティが使用されます。

  • [フィーチャをマージして 1 つの AOI を作成] がオン (Python では Union_option = "UNION") の場合、[作成するジョブの数] パラメーターが無視され、[AOI 範囲] パラメーター内のすべてのフィーチャの幾何学的結合に基づいて 1 つのジョブが作成されます。 [フィーチャをマージして 1 つの AOI を作成] がオフ (Python では Union_option = "NO_UNION") の場合、[AOI 範囲] パラメーター内のフィーチャごとにジョブが 1 つ作成され、[作成するジョブの数] パラメーターが無視されます。

  • ツールがモデルで使用されている場合、最初のステップとして [複数値の反復 (Iterate Multivalue)] ツールを使用して出力をサブモデルに接続することにより、各出力ジョブ ID を反復処理できます。 これにより、新しく作成された各ジョブ ID を個別に使用して、サブモデルに含まれているジオプロセシング解析をさらに実行できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データベース パス (*.jtc)

ジョブ タイプ情報を含む Workflow Manager (Classic) データベース接続ファイル。 接続ファイルを指定しない場合、現在のデフォルトの Workflow Manager (Classic) データベースが使用されます。

File
ジョブ タイプ

新しいジョブの作成に使用されるジョブ タイプ。

String
作成するジョブの数

作成されるジョブの数。 [AOI 範囲] に値があるか、[フィーチャをマージして 1 つの AOI を作成] がオンの場合、この入力は無視されます。

Long
割り当て済みユーザー
(オプション)

新しいジョブが割り当てられるユーザー。 値が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

新しいジョブが割り当てられるユーザーまたはグループ。 値が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

String
ジョブの優先度
(オプション)

作成されるジョブの優先度。 優先度が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

String
AOI 範囲
(オプション)

そのジオメトリが新しいジョブの AOI を作成するために使用されるポリゴン フィーチャ。 [フィーチャをマージして 1 つの AOI を作成] がオンでない場合は、レイヤー内のフィーチャごとに 1 つのジョブが作成されます。

Feature Layer
フィーチャをマージして 1 つの AOI を作成
(オプション)

すべての AOI ポリゴンの結合を使用して 1 つのジョブを作成するかどうかを指定します。

  • オン - AOI ポリゴンから 1 つの結合ポリゴンが作成され、ジョブの入力数に関係なく 1 つのジョブが作成されます。
  • オフ - 1 つのジョブを作成するために各 AOI ポリゴンが使用されます。 作成されるジョブの総数は、フィーチャ レイヤー内のポリゴンの総数と同じです。 これがデフォルトです。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
ジョブ ID

作成されたジョブの ID。 AOI の重複を禁止するよう AOI 重複システム設定が設定されていると、既存の AOI と重複しないジオメトリのみに対して、ジョブとそれぞれの AOI が作成されます。

arcpy.wmx.CreateJobs(Input_DatabasePath, Job_Types, Number_of_Jobs, {Users}, {Priority_of_Jobs}, {Feature_Layer_AOI}, {Union_option})
名前説明データ タイプ
Input_DatabasePath

ジョブ タイプ情報を含む Workflow Manager (Classic) データベース接続ファイル。 接続ファイルを指定しない場合、現在のデフォルトの Workflow Manager (Classic) データベースが使用されます。

File
Job_Types

新しいジョブの作成に使用されるジョブ タイプ。

String
Number_of_Jobs

作成される新しいジョブの数。 Feature_Layer_AOI パラメーターに値があるか、Union_option = "UNION" の場合、この入力は無視されます。

Long
Users
(オプション)

新しいジョブが割り当てられるユーザー。 値が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

新しいジョブが割り当てられるユーザーまたはグループ。 値が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

String
Priority_of_Jobs
(オプション)

作成されるジョブの優先度。 優先度が指定されない場合は、ジョブ タイプで構成されているデフォルト値が使用されます。

String
Feature_Layer_AOI
(オプション)

そのジオメトリが新しいジョブの AOI を作成するために使用されるポリゴン フィーチャ。 Union_option = "UNION" でない場合は、レイヤー内のフィーチャごとに 1 つのジョブが作成されます。

Feature Layer
Union_option
(オプション)

すべての AOI ポリゴンの結合を使用して 1 つのジョブを作成するかどうかを指定します。

  • UNIONAOI ポリゴンから 1 つの結合ポリゴンが作成され、ジョブの入力数に関係なく 1 つのジョブが作成されます。
  • NO_UNION1 つのジョブを作成するために各 AOI ポリゴンが使用されます。 作成されるジョブの総数は、フィーチャ レイヤー内のポリゴンの総数と同じです。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
Job_ID

作成されたジョブの ID。 AOI の重複を禁止するよう AOI 重複システム設定が設定されていると、既存の AOI と重複しないジオメトリのみに対して、ジョブとそれぞれの AOI が作成されます。

コードのサンプル

CreateJobs の例 (スタンドアロン スクリプト)

ジョブ テンプレートからジョブを作成し、ユーザーに割り当てます。

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("JTX")

# Local variables:
Input_DatabasePath = "C:\\Program Files\\WMX\\Database\\wmx.jtc"
Job_Types = "Data Edits"
Users = "Postinstall User"
Priority_of_Jobs = "High"
Number_of_Jobs = 2
Feature_Layer_AOI = r"c:\AOI.gdb\AOI"
Union_Option = "UNION"

# Process: Create jobs
arcpy.CreateJobs_wmx(Input_DatabasePath,Job_Types, Users, Priority_of_Jobs,
                     number_of_Jobs, Feature_Layer_AOI, Union_Option)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 Workflow Manager
  • Advanced: 次のものが必要 Workflow Manager