ジョブ データのレプリケーション (Replicate Job Data) (Workflow Manager)

サマリー

ArcGIS Workflow Manager (Classic) Server を使用して親リポジトリから子リポジトリに ArcGIS Workflow Manager (Classic) 構成を複製します。 各子リポジトリは、その親リポジトリと同一のコピー (レプリカ) になります。

Workflow Manager (Classic) レプリケーションの詳細

使用法

  • Workflow Manager (Classic) エクステンションを使用すると、複数のサーバーまたは場所にわたってリポジトリを分散して、分散された作業者をサポートできます。 これらのリポジトリは、いわゆる Workflow Manager (Classic) クラスターに属します。 クラスターに属するリポジトリは親または子として認識されます。

  • [親リポジトリ URL][親リポジトリ名] パラメーターで指定されるリポジトリは、クラスターのその他すべての参加者に分散されるデータを含むリポジトリである必要があります。 親リポジトリは、接続環境と非接続環境のレプリケーションの Workflow Manager (Classic) サービスとして公開する必要があります。

  • [ジョブ データのレプリケーション (Replicate Job Data)] ツールは、子リポジトリの構成を削除し、クラスター内のすべての子リポジトリに親データベース構成のコピーをインポートします。 これにより、分散されたリポジトリに属しているすべてのサービスの構成が同じになります。

  • クラスターに属している子リポジトリは、[子リポジトリ名と URL] パラメーターで指定されます。 このパラメーターには、次の値が指定されます。

    • [リポジトリ名] - 子リポジトリの名前。
    • [接続] - 接続されたリポジトリであるか接続解除されたリポジトリであるかを指定します。
      • true - 子リポジトリは接続されたリポジトリです。 つまり、Workflow Manager (Classic) サーバーがインストールされ、このリポジトリ用に構成されます。 親リポジトリと子リポジトリは、Workflow Manager (Classic) サービスとして公開する必要があり、サーバーはオンラインである必要があります。
      • false - 子リポジトリは接続解除されたリポジトリです。 つまり、Workflow Manager (Classic) サーバーはインストールされず、子リポジトリは Workflow Manager (Classic) サービスとして公開されません。
    • [URL] - 特定の URL またはフォルダーの場所。
      • [接続]true の場合は、子リポジトリの URL です。
      • [接続]false の場合は、親リポジトリからエクスポートされた構成ファイルが格納されるフォルダーの場所です。 [ジョブ データのインポート (Import Job Data)] ツールでこの構成ファイルを使用して、この接続解除されたリポジトリに親リポジトリを複製できます。

  • [ジョブ データのレプリケーション (Replicate Job Data)] ツールを使用して非接続環境のレプリケーションを実行するには、親リポジトリを Workflow Manager (Classic) サービスとして公開し、サーバーをオンラインにする必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
親リポジトリ URL

Workflow Manager (Classic) サービス URL としての親リポジトリの URL (たとえば、http://localhost/arcgis/rest/services/parent/wmserver)。

String
親リポジトリ名

Workflow Manager (Classic) ジョブと構成エレメントを分散する親リポジトリの名前。

String
子リポジトリ名と URL

親リポジトリ構成で更新される子リポジトリ。 子リポジトリを追加するには、リポジトリ名を指定して、[追加] ボタンをクリックします。 子を追加した後、次のように [接続][URL] の値を指定します。

  • [接続] - 子が接続環境のレプリケーションの場合は、true を入力します。 子が非接続環境のレプリケーションの場合は、false を入力します。
  • [URL] - [接続] が true の場合は、子リポジトリの URL を指定します。 [接続] が false の場合は、親リポジトリからエクスポートされた構成ファイルを格納するフォルダーの場所を指定します。

Value Table

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
レプリカ ステータスの作成

複製操作の結果。 成功した場合は、0 を返します。

Long
前回の同期

ジョブ同期情報のテーブル ビュー。

Value Table

arcpy.wmx.CreateJobDataReplica(Input_Parent_Repository_URL, Input_Parent_Repository_Name, Input_Multi_Name)
名前説明データ タイプ
Input_Parent_Repository_URL

Workflow Manager (Classic) サービス URL としての親リポジトリの URL (たとえば、http://localhost/arcgis/rest/services/parent/wmserver)。

String
Input_Parent_Repository_Name

Workflow Manager (Classic) ジョブと構成エレメントを分散する親リポジトリの名前。

String
Input_Multi_Name
[[child_name, connected, URL],...]

親リポジトリ構成で更新される子リポジトリ。

  • child_name - 子リポジトリの名前。
  • connected - 子が非接続環境のレプリケーションに属し、親と子の Workflow Manager (Classic) サービスが公開されオンラインである場合は、"true" を指定します。 子が非接続環境のレプリケーションに属している場合は、"false" を指定します。 この場合には、親の Workflow Manager (Classic) サービスだけが公開されオンラインになります。
  • URL - connected"true" の場合は、子リポジトリの URL を指定します。 connected"false" の場合は、親リポジトリからエクスポートされた構成ファイルを格納するフォルダーの場所を指定します。 [ジョブ データのインポート (Import Job Data)] ツールでこの構成ファイルを使用して、この接続解除されたリポジトリに親リポジトリを複製できます。

Value Table

派生した出力

名前説明データ タイプ
Output_CreateReplicaStatus

複製操作の結果。 成功した場合は、0 を返します。

Long
Output_LastSync

ジョブ同期情報のテーブル ビュー。

Value Table

コードのサンプル

CreateJobDataReplica の例 (スタンドアロン スクリプト)

この例では、Workflow Manager (Classic) 親リポジトリのレプリカである Redlands が Ohio リポジトリと Arizona リポジトリに作成されます。

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("JTX")

# Local variables:
Input_Parent_Repository_URL = "http://ServerName/arcgis/rest/services/ServerObjectName/WMServer"
Input_Parent_Repository_Name = "Redlands_Repository"
Input_Multi_Name = "Ohio_Repository true http://ohioServer/arcgis/rest/services/SO/WMServer;AZ_Repository true http://AZServer/arcgis/rest/services/SO/JTServer"

# Process: Replicate Job Data
arcpy.CreateJobDataReplica_wmx(Input_Parent_Repository_URL, 
                               Input_Parent_Repository_Name, Input_Multi_Name)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 Workflow Manager
  • Advanced: 次のものが必要 Workflow Manager

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