ディメンションによるラスターの内挿

Image Analyst ライセンスで利用できます。

概要

隣接スライスを使用して、指定したディメンション値で多次元ラスターを内挿します。

備考

この関数により、多次元ラスターで定義されていないディメンションのスライスのピクセル値を推定できます。 たとえば、海面レベルと海面下 100 メートル レベルの海水温が格納されたデータセットがあり、海面下 50 メートル レベルの海水温を推定したい場合、この関数で [値を使用] ディメンション定義を使用してその深さの海水温を推定することができます。

[間隔による] ディメンション定義を使用し、[ステップ] パラメーター値に 1 を、[単位] パラメーター値に [日] を指定して、月次データセットを日次データセットにダウンサンプリングすることもできます。

[ターゲット ラスターによる] ディメンション定義を使用して、[ターゲット ラスター] の値を推定します。

パラメーター

パラメーター名説明

ラスター

(必須)

入力多次元ラスター。

変数

ディメンション定義によって内挿される変数。

ディメンション定義

内挿を実行する前に、入力多次元データのフィルター処理に使用する方法を指定します。

  • [値を使用] - ディメンション値または値のリストを使用してディメンションをスライスします。
  • [間隔による] - 範囲または範囲のリストを使用してディメンションをスライスします。
  • [ターゲット ラスターによる] - 特定のターゲット多次元ラスターを使用してディメンションをスライスします。

解析のために入力多次元データのフィルター処理に使用するディメンション値。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [値を使用] に設定されている場合に必須です。

ディメンション

内挿に使用するディメンション。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [間隔を使用] に設定されている場合に必須です。

間隔の始まり

データセットの反復処理に使用される、間隔の始まり。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [間隔を使用] に設定されている場合に必須です。

間隔の終わり

データセットの反復処理に使用される、間隔の終わり。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [間隔を使用] に設定されている場合に必須です。

ステップ

データが内挿される頻度。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [間隔を使用] に設定されている場合に必須です。

単位

間隔の単位。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [間隔を使用] に設定されている場合に必須です。

ターゲット ラスター

ディメンション定義によって指定されるターゲット ラスター。

このパラメーターは、[ディメンション定義] パラメーターが [ターゲット ラスターによる] に設定されている場合に必須です。

内挿方法

ラスターの内挿に使用する方法を指定します。

  • [線形] - 出力は、隣接スライスを使用して線形内挿されます。 これがデフォルトです。
  • [最近隣内挿法] - 出力は、最も近い隣接スライスを使用します。

NoData を無視

解析で NoData 値を無視するかどうかを指定します。

  • オフ - 隣接スライスに NoData 値がある場合、解析結果が NoData になります。 これがデフォルトです。
  • オン - 解析は、ピクセルが有効なスライスのみを使用し、NoData スライスを無視します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概要
  2. 備考
  3. パラメーター