トレンド → RGB 関数

Image Analyst ライセンスで利用できます。

概要

トレンド ラスターを 3 バンド (赤、緑、青) ラスターに変換します。トレンド ラスターは [トレンドの生成] ラスター関数または [CCDC 解析] ラスター関数から生成されます。

備考

この関数は、[トレンドの生成] 関数または [CCDC 解析] 関数からのモデル係数データを視覚化するのに役立ちます。両関数はピクセル値の変化のトレンドを評価しますが、関数の結果を直接解釈するのは困難です。

この関数を使用して、[トレンド ラスターの生成 (Generate Trend Raster)] および [CCDC を使用した変更の解析 (Analyze Changes Using CCDC)] ジオプロセシング ツールの出力を視覚化することもできます。

多くのラスター関数と同様、この関数の結果を見やすく表示するには、[ダイナミック レンジ調整 (DRA)] オプションを使用する必要があります。

モデル変換には次の 2 つのオプションがあります。

  • 線形 - モデルからの線形トレンド情報が RGB に変換されます。このオプションを使用すると、傾斜を視覚化して線形トレンド モデルの係数を解釈できます。

    増加する (正の) 傾斜角の値は赤、減少する (負の) 傾斜角の値は青、インターセプトの値は緑にそれぞれ変換されます。インターセプトは、最初のスライス時点のモデル化されたピクセル値です。下の図では、ラブラドル海の年次海洋温度が上昇しており、赤で表示されています。一方、グリーンランド南東部からの沿岸水は低下しており、青で表示されています。RGB での線形トレンド結果

  • [調和] - モデルからの調和トレンド情報が RGB に変換されます。このオプションを使用すると、トレンド ラスターまたは変更解析ラスターからの調和回帰係数を視覚化できます。振幅係数と位相係数は、RGB に変換される前に、まず HSV (色相、彩度、値) 色モデルに変換されます。色相はモデルの位相係数によって決まり、彩度はモデルの振幅によって決まり、値は一定のままです。入力ラスターが [トレンドの生成] ラスター関数から生成されたトレンド ラスターの場合、青と紫のピクセルは季節変動が高いエリアを示し、緑と黄のピクセルは季節変動が低いエリアを示します。入力ラスターが [CCDC 解析] 関数から生成された変更解析ラスターの場合、水はピンクでレンダリングされ、開発されたエリアは白で示されます。青と紫のピクセルは草地または森林を示し、オレンジまたは赤のピクセルは農地を示します。

[線形] モデル変換オプションは、[回帰分析タイプ][線形] または [調和] に設定されている場合に [トレンドの生成] ラスター関数から生成されたトレンド ラスター出力でサポートされます。これは、[トレンドの生成] 関数の [調和] 回帰分析タイプには線形モデルも含まれるためです。

[調和] モデル変換オプションは、[回帰分析タイプ][調和] に設定されている場合に [トレンドの生成] ラスター関数から生成されたトレンド ラスター出力でサポートされています。[CCDC 解析] ラスター関数から生成された変更解析ラスター出力でもサポートされています。

パラメーター

パラメーター説明

ラスター

入力トレンド ラスター。

モデル タイプ

RGB に変換するモデル情報のタイプ。

  • 線形 - 線形トレンド情報が RGB に変換されます。これがデフォルトです。
  • 調和 - 調和トレンド情報が RGB に変換されます。


このトピックの内容
  1. 概要
  2. 備考
  3. パラメーター