ライセンス付きファイル ジオデータベースとそれに関連するライセンスを作成して、そのジオデータベース内のデータにアクセスできる時間を制御することができます。ユーザーがライセンス付きファイル ジオデータベースからベクター データ (フィーチャクラス) をエクスポートできないようにすることもできます。このライセンス付きデータを使用するユーザーはいずれも、ライセンス ファイルを登録する必要があります。
ArcGIS Pro で、[プロジェクト] タブの [ライセンス] セクションにある [データ ライセンスの管理] ダイアログ ボックスには、ファイル ジオデータベースのデータ ライセンスを登録して管理できるツールが用意されています。[データ ライセンスの管理] ボタンをクリックし、[データ ライセンスの管理] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスには、関連情報が記載されたライセンスのリストが表示され、ファイル ジオデータベースのデータ ライセンスを管理できるツールが用意されています。
ライセンスのリスト
[データ ライセンスの管理] ダイアログ ボックスに表示されるリストには、ArcGIS Pro のインストール場所に追加したファイル ジオデータベースのライセンスに関する情報が記載されています。
- [ライセンス名] - ArcGIS Pro からアクセスするデータが格納されているライセンス付きファイル ジオデータベースの名前を示します。
- [プロバイダー] - ライセンスが作成された方法を示します。この値は変更できません。この値が不明の場合は、[N/A] と表示されます。
- [作成日] - ライセンス定義ファイルが作成された日付を示します。 同じ名前のライセンスを複数保有している場合は、この日付で各ライセンスを区別します。
- [有効期限日] - データ ライセンスの有効期限が切れる日付を示します。この有効期限日が経過すると、ライセンス付きファイル ジオデータベース内のデータにアクセスできなくなります。ライセンスを作成したユーザーが有効期限日を設定していない場合は、[有効期限は切れていません] と表示されます。
ライセンスの追加
ライセンスを追加するには、[追加] をクリックします。ダイアログ ボックスが表示され、ライセンス ファイル (*.sdlic) を参照できます。参照ダイアログ ボックスで [開く] をクリックして、ライセンスをリストに追加して登録します。ライセンスを追加するまで、ArcGIS Pro からライセンス付きファイル ジオデータベース内のデータにアクセスすることができません。
ライセンスの削除
データ ライセンスの有効期限が切れたら、そのライセンスを ArcGIS Pro のインストール場所から削除できます。ライセンスを削除するには、リストからライセンスを選択して [削除] をクリックします。[はい] をクリックして、ライセンスを削除します。これにより、該当するライセンスがリストから削除され、このコンピューター上で ArcGIS Pro から登録解除されます。
ライセンス付きファイル ジオデータベースのリストをエクスポート
ライセンスを登録したファイル ジオデータベースのカンマ区切りリストをエクスポートするには、[エクスポート] をクリックします。参照ダイアログ ボックスが表示されます。ファイルを作成する場所を参照して、名前を入力し、[保存] をクリックします。
ライセンス情報の取得
リスト内のファイル ジオデータベースをダブルクリックして、そのファイル ジオデータベース内のどのデータにライセンスが付与されているかを確認します。ジオデータベース内でライセンスによって制限されているデータセットの名前など、追加情報を含むポップアップが表示されます。ライセンスはライセンス付きファイル ジオデータベース内のすべてのデータセットに適用されるわけではないので、この情報は特に役立ちます。ライセンス付きファイル ジオデータベースにデータを追加できますが、ライセンスは、そのライセンスの生成後に追加されたデータセットには適用されません。
ダイアログ ボックスを閉じる
ダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] をクリックするか、[閉じる] ボタンをクリックします。