SQL クライアントから ST_Geometry 関数を使用して、モバイル ジオデータベースの空間データにアクセスするには、事前に Esri ST_Geometry エクステンションを読み込んでおく必要があります。
モバイル ジオデータベースで ST_Geometry エクステンションを有効にするには、次の手順に従います。
- My Esri から ArcGIS Pro ST_Geometry ライブラリ (SQLite) zip ファイルをダウンロードして解凍します。
- モバイル ジオデータベースと SQL エディターにアクセス可能な場所に ST_Geometry ファイルを配置します。この場所からエクステンションを読み込みます。
モバイル ジオデータベースが Microsoft Windows コンピューター上にある場合は、stgeometry_sqlite.dll ファイルを使用します。 モバイル ジオデータベースが Linux コンピューター上にある場合は、libstgeometry_sqlite.so ファイルを使用します。
- SQL クライアントから、モバイル ジオデータベースが格納されている SQLite データベースに接続します。
- ST_Geometry ライブラリを読み込みます。
この例では、ST_Geometry ライブラリを Microsoft Windows コンピューター上の SQLite データベースに読み込みます。
SELECT load_extension('stgeometry_sqlite.dll','SDE_SQL_funcs_init');
この例では、ST_Geometry ライブラリを Linux コンピューター上の SQLite データベースに読み込みます。
SELECT load_extension('libstgeometry_sqlite.so','SDE_SQL_funcs_init');
- CreateOGCTables 関数を呼び出して、ST_Geometry テーブルをデータベースに追加します。
SELECT CreateOGCTables();
SQL クライアントから実行される SQL ステートメントで ST_Geometry 関数を使用して、モバイル ジオデータベースの空間データにアクセスできるようになりました。 詳細については、「」をご参照ください。ST_Geometry SQL function reference。