ターミナルは、1 つのデバイスまたはジャンクション オブジェクト上の論理ポート、入口、または出口の位置を表します。ターミナルの主な用途は、サブネットワークの起点を定義するために、サブネットワーク コントローラーとして設定することです。ターミナルはフィーチャ内に内部パスを作成します。それらのパスから一連の有効なパスを確立して、さまざまな状態の物資がフィーチャをどのように流れることができるかを制御できます。ターミナルのアプリケーションの詳細については、「ターミナル」をご参照ください。
ユーティリティ ネットワーク用のターミナル構成が作成されたら、デバイス フィーチャクラスまたはジャンクション テーブルのアセット タイプにその構成を割り当てることができます。これを実施するには、[ターミナル構成の設定 (Set Terminal Configuration)] ツールを使用します。ターミナル構成は複数のアセット タイプに割り当てることができますが、1 つのアセット タイプに割り当てることができるターミナル構成は 1 つだけです。
注意:
すべてのフィーチャのデフォルトのターミナル構成は [単一ターミナル] です。アセット タイプへのターミナル構成の割り当ては永続的なものであり、ネットワーク トポロジが初めて有効化された後は変更することができません。これは、ネットワーク トポロジが無効な状態になっている場合にも当てはまります。
ターミナル構成がアセット タイプに割り当てられると、そのアセット タイプを使用して作成されたフィーチャはターミナルを保持します。具体的に言うと、そのターミナル構成に指定されたターミナルがフィーチャに含まれます。構成で有効なパスが設定された場合、フィーチャはデフォルトの有効なパスを示します。
要件
ターミナル構成を設定するには、次の要件が満たされている必要があります。
- ネットワーク トポロジが無効化されている必要があります。
- ユーザー定義のターミナル構成の割り当て解除は、ネットワーク トポロジが初めて有効化される前にのみ実行することができます (単一ターミナルが、システム提供のデフォルトのターミナル構成です)。
- エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、次の点を確認してください。
- [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターは、データベース ユーティリティ ネットワークの所有者として、確立されたデータベース接続から取得する必要があります。
- 接続された ArcGIS Enterprise ポータル アカウントは、ポータル ユーティリティ ネットワークの所有者である必要があります。
ターミナル構成の設定
ターミナル構成を設定するには、次の手順を実行します。
- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール] をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ターミナル構成の設定 (Set Terminal Configuration)] を検索して選択します。
- [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターでユーティリティ ネットワークを指定します。
- [ドメイン ネットワーク] パラメーターでドメイン ネットワークを指定します。
- [入力テーブル] パラメーターで、他のフィーチャクラスまたはテーブルを指定します。
- [アセット グループ] パラメーターでアセット グループを指定します。
- [アセット タイプ] パラメーターでアセット タイプを指定します。
- [ターミナル構成] パラメーターで、ステップ 7 で選択したアセット タイプに割り当てるターミナル構成を指定します。
- [実行] をクリックします。
ターミナル構成が、デバイス フィーチャクラスまたはジャンクション オブジェクト テーブルのアセット タイプに追加されました。ターミナル構成で有効なパスが指定された場合は、このアセット タイプを使用して作成されたフィーチャにデフォルト パスが割り当てられます。フィーチャのターミナル パスを変更するには、[ターミナル パスの変更] ウィンドウを使用します。