ポリゴンの周長および面積の評価

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

サマリー

[ポリゴンの周長および面積の評価] チェックは、ポリゴン全体またはポリゴンの個々のパート/セグメントの面積または周長に基づいて、ポリゴン フィーチャを検索します。

概要

[ポリゴンの周長および面積の評価] チェックの目的は、無効である面積または周長条件のいずれかを満たすフィーチャを特定することです。 これには、フィーチャのジオメトリ全体の評価またはその構成パート/セグメントの評価を含めることができます。

このチェックが制約ルールとして構成されている場合、ルールに定義された指定の範囲に基づいてフィーチャが作成または変更されると、エラー通知が返されます。

整合チェック ルールとして構成した場合は、整合チェック中に、指定した範囲内の面積または周長の計測値を含むフィーチャごとにエラーが生成されます。

業界シナリオ

  • 施設のマッピングでは、小屋などの特定タイプの構造物の面積は、指定のサイズを超えてはなりません。そのサイズを超えた場合、それらの構造物は別の構造物タイプによってコード化される必要があります。
  • 地形図マッピングでは、複数のデータ ソースから生成された製品の整合性を維持するために、フィーチャのセグメント長が、指定の値より大きくなければなりません。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

整合チェック制約

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー マップ ルール

属性 (整合チェック) ルール

はい

(ArcGIS Pro 2.4 以降)

はい

いいえ

はい

(ArcGIS Pro 2.5 以降)

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

いいえ

ルールが適用されるサブタイプ。

制約

整合チェック

属性

いいえ

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

整合チェック

評価

はい

チェックで評価されたフィーチャのジオメトリ プロパティ。

  • 面積 - フィーチャ全体または個々のパートの面積を評価します。
  • 周長 - フィーチャ全体、個々のパート、またはセグメントの長さを評価します。

制約

整合チェック

タイプ

はい

フィーチャの面積または周長を評価するときに使用される方法。

  • ポリゴン - ポリゴン フィーチャ全体の面積または周長を評価します。
  • パート - ポリゴンの個々のパートの面積または周長を評価します。
  • セグメント - ポリゴンのセグメントの周長を評価します。

制約

整合チェック

検索目標

はい

ルールによって評価されるエラー条件。 ルールに定義された値と一致する値を持つすべてのフィーチャがエラーとして返されます。

  • と等しい - 周長または面積が、指定された単位数と等しい。
  • と等しくない - 周長または面積が、指定された単位数と等しくない。
  • より大きい - 周長または面積が、指定された単位数より大きい。
  • 以上 - 周長または面積が、指定された単位数以上である。
  • より小さい - 周長または面積が、指定された単位数より小さい。
  • 以下 - 周長または面積が、指定された単位数以下である。
  • の間にある (境界値を含む) - 周長または面積が、下限 (最小) 値と上限 (最大) 値に指定された単位数の間にあるか、その単位数と等しい。
  • の間にある (境界値を含まない) - 周長または面積が、下限 (最小) 値と上限 (最大) 値に指定された単位数の間にある。
  • の間にない (境界値を含む) - 周長または面積が、下限 (最小) 値と上限 (最大) 値に指定された単位数と等しくなく、その単位数の間にない。
  • の間にない (境界値を含まない) - 周長または面積が、下限 (最小) 値と上限 (最大) 値に指定された単位数に等しいか、それらの単位数の間にない。

上限値と下限値のある演算子を選択した場合は、追加入力が必要です。

制約

整合チェック

トリガー

はい

ルールの有効化をトリガーする編集イベント。

  • [挿入] - 新しいフィーチャが追加された時点でルールをトリガーします。
  • [更新] - 新しいフィーチャが更新された時点でルールをトリガーします。
  • [削除] - 新しいフィーチャが削除された時点でルールをトリガーします。

制約

名前

はい

ルールに一意のタイトルまたは名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

制約

整合チェック

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

制約

整合チェック

重要度

いいえ

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

整合チェック

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

制約

整合チェック

メモ

  • このチェックで検出されるエラーは、評価されるのがフィーチャ全体か、またはフィーチャの個々のパート/セグメントかによって異なります。
  • このチェックが属性 (制約) ルールとして作成される場合、地理座標系に基づくデータセットのサポートは、Web メルカトル (WKID 3857) または WGS 84 (WKID 4326) を使用するデータセットに限られます。
  • [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。

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