正規表現

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

サマリー

[正規表現] チェックは、フィーチャクラスかテーブルの各文字列フィールドで一覧されているテキスト文字列を検索し、指定した形式または値に一致しない文字列を返します。

概要

文字列フィールドは、値として英数字の文字列を使用します。 これには、フィーチャの名前、計測値 (高さ、長さ、幅、面積)、Z 値、およびフィーチャの作成日などのメタデータを含むフィールドなどがあります。

指定された書式または値と一致しない文字列が見つかったとき、テーブルの行がエラーとして返されます。 たとえば、社会保障番号 (SSN) の書式が正しくないレコードを見つけるには、SSN フィールドに「\b[0-9][0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9][0-9][0-9]\b」と入力できます。 このチェックでは、123456789、123-ab-4567、1123-34-12345、123-4567 などの SSN フィールド値が正しくないフィーチャまたは行を返します。

複数のフィールドを検索する場合は、表現も複数作成する必要があります。 複数の表現を使用すると、対応する表現と一致しない 1 つ以上のフィールドに対して 1 つの結果が返されます。 たとえば、文字列フィールドを 2 つ選択し、そのうち 1 つだけが表現に一致する場合、一致しない方のフィールドを参照して結果が返されます。 どちらのフィールドも 2 つの表現と一致しない場合、2 つの一致しない表現に対して 1 つの結果が返されます。

[正規表現] チェックは、フィーチャクラス全体、サブタイプ、または SQL クエリを使用して選択されたフィーチャのセットに対して実行できます。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

整合チェック制約

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー マップ ルール

属性 (整合チェック) ルール

いいえ

はい

いいえ

はい

(ArcGIS Pro 2.9 以降)

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

いいえ

ルールが適用されるサブタイプ。

整合チェック

属性

いいえ

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

整合チェック

検索目標

はい

ルールによって評価される属性フィールドと正規表現の条件。

整合チェック

名前

はい

ルールの一意の名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

整合チェック

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

整合チェック

重要度

はい

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

整合チェック

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

整合チェック

備考

チェックを使用する際には、次の点に留意してください。

  • システムで生成されていない文字列フィールドがフィーチャクラスかテーブルにある場合のみ、このチェックが [レビューアー ルール] ギャラリーに表示されます。
  • 読み取り専用文字列フィールドでこのチェックを作成できます。
  • ルール評価時には、整合チェックのステータスが [2 (計算不要、整合チェック不要、エラーなし)])、[3 (計算不要、整合チェック必要、エラーあり)][6 (計算必要、整合チェック必要、エラーなし)]、または [7 (計算必要、整合チェック必要、エラーあり)] の入力フィーチャのみが考慮されます。
  • [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。

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