一意のフィールド値

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

サマリー

ArcGIS Data Reviewer[一意のフィールド値] チェックでは、フィールドまたは編集可能なフィールドのリスト内に一意でない値を含むフィーチャクラス内またはスタンドアロン テーブル内の行を検索します。これにはポイント、ライン、またはポリゴンの各フィーチャクラスを含めることができます。

概要

[一意のフィールド値] チェックは、定義したフィールド内で繰り返される属性値を特定するために行います。 属性値が一意でない場合は、入力データ ソースのフィーチャや行はエラーとして返されます。 ラスター データ型か BLOB データ型があるフィールド、および編集可能なフィールドでこのチェックを構成できます。OBJECTIDGlobalID などの編集できないフィールド、エディター トラッキング フィールド、および読み取り専用として構成されているその他のフィールドでは構成できません。

業界シナリオ

このチェックを使用できるシナリオを以下に示します。

  • 屋内データ管理では、ルート検索やアセットの検索のために他のアプリで使用できるように、サイト、施設、レベル ID の各フィールドを一意にして、フロア対応マップでフィーチャの関連するサイト、施設、レベルの各フィーチャを区別する必要があります。
  • 課税パーセル管理では、法的計画や調査のレコードで同じ名前のレコードが作成されないようにレコード名を一意にする必要があります。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

整合チェック制限

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー マップ ルール

属性 (整合チェック) ルール

いいえ

はい

いいえ

はい

(ArcGIS Pro 2.9 以降)

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

いいえ

ルールが適用されるサブタイプ。

整合チェック

属性

いいえ

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

整合チェック

比較する属性

はい

一意のフィールド値の評価に使用される、入力データ ソースの編集可能なフィールドのリスト。

整合チェック

名前

はい

ルールの一意の名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

整合チェック

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

整合チェック

重要度

いいえ

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

整合チェック

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

整合チェック

備考

複数のフィールドがあるルールを構成する場合、複数の条件が表示され、フィーチャクラスの同じエラー結果でセミコロンで区切られます。

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