不要なポリゴン境界線

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

サマリー

[不要なポリゴン境界線] チェックは、共通の境界を共有し、同一の属性値を含んでいるポリゴン フィーチャを検索します。

概要

ポリゴン フィーチャが共通の境界を共有し、編集可能なフィールドに同一の属性値を含んでいるとき、共有された境界は多くの場合不要で、エラーとしてキャプチャされます。 このチェックを使用して検出されたフィーチャは、情報を失わずにマージすることができ、それによってデータベースのパフォーマンスが向上する可能性があります。

他に複数のポリゴンがある境界を共有するポリゴンでは、1 つ以上のエラー結果が生成される場合があります。

以下の画像がその様子を示したものです。

他のポリゴンがある境界を共有し、1 つのエラーを生成するポリゴン
他のポリゴンがある境界を共有し、1 つのエラーを生成するポリゴン
他のポリゴンがある境界を共有し、2 つのエラーを生成するポリゴン
他に複数のポリゴンがある境界を共有し、2 つのエラーを生成するポリゴン フィーチャ

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

検証制約

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー マップ ルール

属性 (検証) ルール

いいえ

はい

いいえ

はい

(ArcGIS Pro 2.7 以降)

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

いいえ

ルールが適用されるサブタイプ。

検証

属性

いいえ

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

検証

無視する属性

いいえ

不要なポリゴンの境界を評価するときに無視する属性値。

評価中に無視する属性値。 編集可能なフィールドのみを無視することができます。

検証

Name

いいえ

ルールに一意のタイトルまたは名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

検証

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

検証

重要度

いいえ

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

検証

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

検証

備考

  • 入力フィーチャの Validation Status 属性値は評価中に無視されます。 たとえば、ルール評価時には、整合チェックのステータスが [0 (計算不要、整合チェック不要、エラーなし)])、[1 (計算不要、整合チェック必要、エラーあり)][4 (計算必要、整合チェック不要、エラーなし)]、または [5 (計算必要、整合チェック不要、エラーあり)] の入力フィーチャが引き続き含まれます。
  • [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。
  • GUID データ タイプは評価中に無視されます。

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