メッシュ シンボルは、マルチパッチ レイヤーと 3D オブジェクト シーン レイヤー内のフィーチャを描画します。これらのレイヤーは、メッシュ シンボルを使用するシーンの [3D レイヤー] カテゴリに属している必要があります。
メッシュ シンボルには、1 つの塗りつぶしシンボル レイヤーが含まれている必要があります。塗りつぶしシンボル レイヤーは追加することはできません。塗りつぶしシンボル レイヤーはメッシュ フィーチャの表面を描画します。塗りつぶしシンボル レイヤーを 3D オブジェクト シーン レイヤー フィーチャに適用した場合、可能なタイプは [マテリアル塗りつぶし] だけです。ただし、シンボルがマルチパッチ フィーチャに適用されている場合は、これに限りません。この場合、塗りつぶしシンボル レイヤーのタイプは [マテリアル塗りつぶし] か [プロシージャル塗りつぶし] のどちらかになります。プロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーは、そのシンボル プロパティを定義するルール パッケージに依存します。メッシュ シンボルのプロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーに関連付けられているルール パッケージでは、メッシュ シンボルをマルチパッチ ジオメトリに適用できるように、@StartRule コード値が @InMesh アノテーションを指定する必要があります。
あるいは、塗りつぶしシンボル レイヤーのタイプが [マテリアル塗りつぶし] である場合、メッシュ シンボルには単一のストローク シンボル レイヤーも含めることができるので、これを使用して 3D オブジェクトやマルチパッチ フィーチャのエッジを強調することができます。ストローク シンボル レイヤーで可能なタイプは [ソリッド ストローク] だけであり、常に 1 ピクセル幅で描画しますが、色はそれぞれに変えることができます。他のシンボルのストローク シンボル レイヤーとは異なり、色以外に設定できるプロパティはありません。
メッシュ シンボルでシンボル表示されたレイヤーをシーンの [2D レイヤー] カテゴリに移動する (またはそのレイヤーをマップにコピーする) と、フィーチャがポリゴン シンボルで再描画されます。逆に、マルチパッチ レイヤーをシーンの [2D レイヤー] カテゴリから [3D レイヤー] カテゴリにドラッグすると、フィーチャがメッシュ シンボルで描画されます。プロシージャル塗りつぶしシンボル レイヤーを含むメッシュ シンボルが 2D コンテキストに移動された場合、プロシージャル ルール パッケージは有効でなくなります。これは、メッシュ シンボルが、@StartRule コード値に @InMesh アノテーションが指定されているルール パッケージを参照するためです。代わりに @StartRule コード値に @InPoly が指定されているルール パッケージを選択します。ルール パッケージは ArcGIS CityEngine で作成されます。
マテリアル塗りつぶしシンボル レイヤーには、選択された色の適用方法を指定するマテリアル モードがあります。
マテリアル モード タイプ | |
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乗算 | オブジェクトの RGB 値と、選択された色の RGB 値が乗算されます。オブジェクトが白色またはほぼ白色である場合は、一般的にこのモードが最も適しています。 |
陰影 | 選択した色の色相と彩度の成分がオブジェクトのそれらの成分の代わりに使用されます。最終的な成分値を取得するために、選択した色とオブジェクトの色の成分値が乗算されます。すでに色の付いたオブジェクトに色をオーバーレイする場合は、一般的にこのモードが最も適しています。 |
置換 | オブジェクトのテクスチャと色が、選択した色に完全に置き換えられます。 |
メッシュ シンボルの基本プロパティ
メッシュ シンボルの基本プロパティは [色] だけです。このプロパティは、[シンボル] ウィンドウの [シンボルの書式設定] モードにある [プロパティ] タブの [シンボル] タブ で定義します。 これは、シンボル レイヤーに色を定義するためのショートカットになります。色は、シンボルレイヤーで色がロック解除されている場合にのみ適用されます。