ボクセル シーン レイヤーを使用すると、ArcGIS プラットフォーム 全体でボクセル レイヤーを共有できます。 ボクセル レイヤーの共有またはボクセル シーン レイヤー パッケージ (*.slpk) のアップロードによって多次元 3D データを公開し、対象ユーザーが Web シーン レイヤーとしてアクセスできるようにすることができます。
ボクセル シーン レイヤーはボクセル レイヤーと同じ機能を提供します。 たとえば、スライス、セクション、等値面を作成または変更して、レイヤーを探索できます。 ボクセル シーン レイヤーの表示設定を変更したり、ボリュームとサーフェス間を切り替えたり、シンボルを変更したりできます。
変更内容はシーンに保存されます。または、シーンを新しい Web シーンとして共有することもできます。 ボクセル シーン レイヤーを含む Web シーンを開いたら、変更内容を Web シーンに保存できます。
ボクセル シーン レイヤーとジオプロセシング ツール
ボクセル シーン レイヤーは、すべてのジオプロセシング ツールで入力としてサポートされていません。
ボクセル レイヤーの共有
ボクセル シーン レイヤーを作成するには、[ボクセル シーン レイヤー コンテンツの作成] ツールを使用します。 [パッケージの共有] ツールを使用して、シーン レイヤー パッケージを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.9.1 にアップロードできます。 ArcGIS Pro でボクセル レイヤーをボクセル シーン レイヤーとして直接共有するか、ローカルにキャッシュしている場合は、Web シーン内のボクセル レイヤーを 12 月リリースの ArcGIS Online で共有できます。
共有方法 | サポートされているポータル |
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パッケージの共有 | ArcGIS Online および ArcGIS Enterprise 10.9.1 |
ArcGIS Online の 12 月リリース |
ボクセル Web シーン レイヤーは、ArcGIS Pro で視覚化するか、ArcGIS Online の 12 月リリースの Scene Viewer で視覚化できます。
ボクセル Web シーン レイヤーのアイテムの更新
Web シーンで共有されるボクセル シーン レイヤーは更新できます。 スライス、セクション、等値面を追加または削除できるほか、シンボルを更新して新しい Web シーンを共有し、ボクセル シーン レイヤーに対するそれらの更新を表示することもできます。
注意:
次の手順は、12 月リリースの ArcGIS Online でサポートされています。
- [カタログ] ウィンドウで、ボクセル シーン レイヤーを含む Web シーンを参照します。
- Web シーンを右クリックして、[追加して開く] をクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、ボクセル レイヤーを右クリックして [スライスおよびセクション] をクリックし、スライスまたはセクションを追加します。
注意:
[スライスおよびセクション] ツールバーのアクティブなツールは、[コンテンツ] ウィンドウで [ボリューム] または [サーフェス] のどちらが有効になっているかによって決まります。
- [共有] タブをクリックして、[Web シーン] をクリックします。
- [共有] ウィンドウで、名前、サマリー、タグを入力します。
- [共有] をクリックします。
ボクセル レイヤーに対する更新を含む Web シーンが作成されます。 この Web シーンを ArcGIS Pro に追加して表示することができます。