入力位置に直接移動しなくてはならないこともあります。 [XY へ移動] ツールに x,y 座標を入力すると、その場所にそのまま移動できます。 サポートされる単位のリストでは、使用される座標形式を操作中に変更することもできます。
レガシー:
このツールは、ArcGIS Pro 2.2 で初めて導入されたものです。 それ以前のバージョンにも似た名前のツールがあります。このツールには、プロジェクトの [オプション] ダイアログ ボックスの [リボンのカスタマイズ] タブからのみアクセスできますが、その機能とは異なります。
[マップ] タブの [ナビゲーション] グループで、[XY へ移動] ボタン をクリックして、ビューにオーバーレイを表示します。 [XY へ移動] ボタン をもう一度クリックして、オーバーレイを削除します。
[XY へ移動] ツールでは次の操作を実行できます。
- 直接入力するか、別のソースから貼り付けて、座標を入力します。
- 座標は、マップの投影法のデフォルト単位または 6 つの定義済み単位形式のいずれかで入力できます。
- [フラッシュ] をクリックし、場所を視覚的に確認します。
- [画面移動] をクリックして場所に移動します。
- 2D マップで、以下の 3 つの場所オプションのいずれかをクリックして場所にポイント グラフィックスを配置します: [位置のマーク付け] 、[位置のマーク付けとラベル付け] 、[吹出しによる位置のマーク付け] 。
- 最近の履歴リストを使用し、現在のセッションで入力した最新 5 件の座標に戻ります。
- ビュー下部の中央で最初に開く移動可能なオンスクリーン オーバーレイを表示します。
- オーバーレイを使用していないときは最小化しておくと画面上のスペースをとることはありませんが、ディスプレイにまったく表示しないことはお勧めしません。
[XY へ移動] コマンドで座標を指定するためのガイドライン
場所を指定するには、経度と緯度の座標、Military Grid Reference System、ユニバーサル横メルカトル、または U.S. National Grid を使用できます。 [単位] ボタンをクリックして、座標を入力する際の単位を選択します。
- X は経度 (東西)、Y は緯度 (南北) を表します。ステータス バーの座標もこれと同じ順序で表示されます。 極座標は必ずしもこの順序で指定されるとは限らないため、このダイアログ ボックスでは必ず最初に経度を入力してください。 たとえば、マップに「17.1325 -60.666」をプロットするように依頼された場合は、それらの座標が経度/緯度と緯度/経度のどちらの順序で指定されているか確認してください。 座標値から順番を識別できるのは、座標値に、半球を表す文字 E、W、N、S が含まれている場合のみです。
- 10 進度 (DD)、度分 (DM)、または度分秒 (DMS) を使用している場合は、西経または南緯を示すために数値の前にマイナス記号を使用するか、あるいは数値の前後に E、W、N、S を使用して、座標値を入力することができます。
- DM 座標値と DMS 座標値は、スペース、°、 '、"、特殊文字 (これらの文字を使用する他のダイアログ ボックスやアプリケーションからコピーした座標値を貼り付ける場合など)、またはその両方で区切ることができます。
- 新しい単位の形式が選択されると、履歴リストの座標値も、その形式にあわせて変換されます。