シーンにカメラ効果を適用

カメラ効果を使用して、シーン ビューのカメラに物理的な特性を追加します。 たとえば、フォーカス位置やフォーカス量、周辺領域をぼかす量を設定できます。 カメラ効果を視覚効果と併用すると、シーンのデザインに影響を与えることができます。

シーンに適用できるカメラ効果を次の表に示します。

カメラ効果説明

被写界深度

被写界深度は、カメラからの距離に応じて焦点が合っていると見なされる被写体のうち最も近い被写体と最も遠い被写体の間の距離を定義します。

このカメラ効果は、焦点距離で焦点が合い、そのポイントからカメラに近づくまたは遠ざかると段階的にぼやけるレンズ効果です。 この効果を使用すると、物理的なカメラ レンズに似せたり、小型化効果を作成したりすることができます。

[被写界深度] カメラ効果

カメラ効果の適用

シーンにカメラ効果を適用するには、次の手順に従います。

  1. シーン ビューをアクティブにします。
  2. [表示] タブの [シーン] グループで、[カメラ効果] ドロップダウン矢印をクリックして、ギャラリーを開きます。
  3. [被写界深度] カメラ効果をクリックします。

    アクティブ化すると、カメラ効果はシーン全体に適用されます。

  4. 必要に応じて、ドロップダウン ギャラリーをクリックし、[カメラ効果の設定] カメラ効果の設定 をクリックして、アクティブなカメラ効果のプロパティを更新するか、シーンにアクティブなカメラ効果がない場合は [有効化] をクリックします。
  5. [カメラ効果] ボタン カメラ効果 をクリックして、効果のオン/オフを切り替えます。

カメラ効果は、ビューが開いた状態で保存され、プロジェクトを開くと再適用されます。 ただし、シーンには保存されません。 すべてのシーン ビューはカメラ効果なしで開きます。 マップ パッケージ、マップ ファイル、または Web シーンにシーンを共有すると、カメラ効果が削除されます。

クリップボードへのシーンのキャプチャ時、イメージ ファイルへのシーンのエクスポート時、3D マップ フレームを含むレイアウトのエクスポート時、またはビデオ ファイルへのアニメーションのエクスポート時に、カメラ効果が含められます。

注意:

カメラ効果をビデオ ファイルに含めるには、アニメーションを使用してビューの状態をキャプチャするキーフレームを作成し、カメラ効果を適用して、アニメーションをエクスポートします。 カメラ効果の設定はキーフレームにはキャプチャされず、1 つのアニメーションのエクスポート時には変更されません。

カメラ効果の変更

[カメラ効果の設定] ダイアログ ボックスを使用して、効果のパラメーターを変更します。 変更可能なカメラ効果を次の表に示します。

カメラ効果設定の説明

被写界深度

  • [焦点距離] - 焦点領域の中心までの距離を増減します。 デフォルト値は 100 メートルです。 必要に応じて、[焦点距離の設定] ボタン 焦点距離の設定 をクリックした後、ビュー内をクリックして、クリックした位置に焦点距離を設定します。
  • [焦点深度] - 焦点距離の中心で、焦点が合った領域の深度値を増減します。 デフォルト値は 25 メートルです。 値が大きいほど、被写界深度が広くなります。
  • [最大ぼかし] - カーネル サイズを調整することで、ぼかし強度量を設定します。 デフォルト サイズは小です。 サイズを大きくすると、より多くのぼかしが焦点領域の外側に適用されます。